日本のIT業界では、正社員を他社に派遣する「特定労働者派遣」というシステムが広く使われている。しかし、厚生労働省が1月下旬にも特定労働者派遣の廃止を含む労働者派遣法の改正案を提出するという。これが可決されれば、早ければ2015年にも「特定労働者派遣」というシステムがなくなることになるそうだ(日経ITpro)。 現在「派遣」というと、大きく分けて派遣元の正社員ではない人員を派遣する「一般労働者派遣」と、ITエンジニアなどの特定の業種について自社の正社員を他社に派遣して働かせる「特定労働者派遣」があるが、今回の改正案はこれらの区別を無くすことが目的のようだ。「特定労働者派遣」は届け出制だが改正後は許認可制となる見込みで、派遣元に対しより厳しい制約が加えられることも予想される。 現在IT業界において「派遣」は低コストで労働力を調達するための仕組みとなっているが、この改正は労働者にとってプラスにな
ふと思い立ち、「人月の神話」「理科系の作文技術」とかIT業界で生きる技術者に勧める100冊みたいなのを考えてみた。どんなものがあるのだろうかとtwitterで聞いてみたら、「100人のプロが選んだソフトウェア開発の名著」というのを教えてもらった。というか、わたしも一冊紹介していることをすっかり忘れていた。すいませんすいません。(ぺこり) そこで、久しぶりに、読み返してみた。というか今までじっくり読んでいなかった。すいませんすいません。そして未読のものに付箋をつけた。付箋だらけになった。 100人のプロが選んだソフトウェア開発の名著 http://www.seshop.com/1satsu/100nin/ それはともかく本の紹介もさることながら、それにまつわるお話が面白い。読んだことがない本の紹介だと、ふーん、そうなのかぁーと思うこともあれば、ぜひ読んでみたいと思うものもあり、自分の趣味と皆
ある程度は予想された結果とはいえ、これほど深刻な状況だったとは──。そう言わざるを得ない衝撃的な回答の数々だった。 日経情報ストラテジーとITproが2013年2月に共同で実施した、IT業界における組織風土改革についてのアンケートの集計結果である。 このアンケートは、ITproのウェブサイトと、日経情報ストラテジーが2月22日に都内で開催した有料セミナー会場の両方で実施した。内容は同じものである(実施したアンケートのページはこちら:助けて!組織風土改革にすがるIT業界、既にアンケートは終了)。 6つの質問と自由意見に対し、合計で971件もの回答をいただいた。まずはこの場でご協力いただけたことに、お礼を言いたい。本当にありがとうございました。 回答はITproで883件、セミナー会場で88件の有効数が集まった。ITproでのアンケート期間は2月5日から同19日までである。 対象はITproの
みんな死にかけるかもしれないよ。 ひがさんのSI業界からはさっさと抜けだしたほうがいいを読みました。SIには未来が無いという最後通告のような文面のようにも取れます。江島さんのニッポンIT業界絶望論と併せて読むと、言わんとしていることの輪郭がより鮮明になるかと思います。ご一読を。 非効率極まりない下請け構造でシステムを作る時代が過ぎ去り、プロがはじめから高い品質を提供できるSaaSの時代が到来しているよ、と。ユーザーは必要最低限の投資で済む為、よりスリムで堅牢な企業体になる。IT屋も全部自分で出来るしお客さんが喜んでくれて嬉しいよねというWin-Winなシナリオ。 これが仮に未来像としましょう。そうすると、ちょっと考えれば分かる。ITのサプライサイドにとっては、本当に難しい時代に入るってことが。SaaSの時代というのは、僕ら業界にいる人間にとってみれば「多産多死の時代」ではないでしょうか?変
多くの知り合いのITプロフェッショナルと同様に、わたしも時々、友人や家族からIT業界で仕事ができないかと頼まれることがある。なぜか、そう頼んでくる人の多くは、IT業界に働いている人はみな百万長者か億万長者だと思っているらしい。またIT業界の年収について勘違いされているということ以外にも、IT業界の外部にいる人は、この業界の仕事がどれほど大変かを理解していないことが多いようだ。 このサイトの読者にはITプロフェッショナルが多いため、この仕事のメリットとデメリットはどちらもよく知っているはずだ。わたしがこの記事を書いた理由は、読者が次にIT業界の仕事について非現実的な期待を抱いている友人から働きかけを受けた時に、相手にこの記事を送ればいいようにすることだ。 1.労働時間が長い IT業界にはあらゆる種類の仕事があるが、そのほとんどには1つの共通点がある。労働時間が長いということだ。IT業界で働き
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