会社の売上を、従業員に意識させるのは難しいと言われている。 営業や経理であれば直接的に数字に触れる機会も多いが、エンジニアやデザイナーが日々そこに意識を向けることはあるだろうか。わたしは正直に言ってほとんど無い。 ところで、給料以上の利益を生み出せない社員のことを、赤字社員と呼ぶらしい。 この言葉を聞いたのは、学生時代の内定先の研修でのことだったが、新入社員はどうすればよいのかと思った記憶がある。 しかし、「雑用をやって手伝いをすること」でも十分に貢献できると、誰かが言っていたのを思い出した。 よく、「新入社員は雑用でも喜んで引き受けよう」という新人研修がある。あの研修の悪いところは、雑用を精神論や年功序列制の産物のように感じさせるところだ。 伝え方によっては「新人だから雑用をやらされている」と思ってしまう。しかし、人の手伝いをすれば、売上を立てる人の時間を作ることができる。 全ての職種が