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警察官に許された行政警察活動である「職務質問」。犯罪捜査の端緒をつかむことが目的のはずが、兵庫県警相生署の元巡査部長はそれを恐喝ネタに悪用した。神戸地裁は「警察に対する国民の信頼を損なった」として実刑判決を言い渡した(※写真は本文とは関係ありません) 《警察官に声をかけられている場面を録画している。買い取らないか…》 こんな脅迫文が突然、車のフロントガラスに置かれていた。警察官による職務質問を受けた女性が、その警察官から“ゆすられる”という前代未聞の事件が起きた。恐喝未遂容疑で逮捕、起訴され、神戸地裁で9月24日、同罪で懲役1年6月を言い渡されたのは、兵庫県警相生(あいおい)署元巡査部長の上山貴宏被告(44)=懲戒免職、控訴。職務質問は「職質」「バンかけ」とも呼ばれ、警察官に許された行政警察活動だ。捜査の端緒をつかむことが目的であるにもかかわらず、上山被告はこれを本末転倒の「犯罪の端緒」に
市場規模3000億超・利益率40%超と言われるソーシャルゲーム業界を揺るがしたコンプガチャ騒動について、慶應大学経済学部 田中辰雄准教授にご寄稿いただいた。 コンプガチャ規制は急成長を続けてきたソーシャルゲームに冷水を浴びせる結果になった。グリーとDeNAの株価総額は2000億円低下したといわれ、急成長していたソーシャルゲームのゆがみが露呈したという見解も少なくない。(参考URL) この問題について私の見解は一般の見解と異なる点が多いので、ここに記しておきたい。結論から述べれば、私はコンプガチャのような高額課金システムには妥当性があり、コンプガチャ規制は政策として誤っているという意見である。 (1)コンプガチャの仕組みと事件の経緯 まず、コンプガチャを知らない人のために簡単に仕組みを述べておく。ソーシャルゲームにおけるカード型のゲームでは、カードを使って戦いをするので、強いカードを集める必
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