2014-12-02 都会よりも地方よりの方が役所が豪華な日本の実態は異常である 横浜市役所に行ったことのある人なら、誰もがそのボロさに驚いてしまう。古くてくたびれていて、館内は真っ暗である。 地上8階地下1階。著名な建築家である村野藤吾氏が1959年に設計したもので、窓の配置があべこべでユニークな外観をしている価値ある建物だ。当時は130万人だった人口はいまや370万人に膨れ上がっている。庁舎内で到底業務がおさまりきらないため、横浜市役所では、関内地区周辺の21か所の民間ビルを借りて仕事を分散させている現状がある。 一方、福岡県久留米市の市役所はこのような豪勢な高層ビルだ。地上20階地下1階都、この時点でかなり大きいことがわかる。横浜市役所は余裕で上回っている。 だが久留米市はけっして都会ではない。2005年に周辺郡部と大合併するまでは約20万都市だった。今でこそ30万都市に成り上がった