一人暮らしの4割は野菜を食べず、男子学生の半数近くは食事はとりあえず空腹が満たされればいい――。農林水産省関東農政局が大学生などの食生活を調べたところ、健康な食生活とはほど遠い実態が明らかになった。主に食育に関する科目を受ける学生が対象の調査だけに、担当者は「食への意識が高い層でもこの状況。食生活の乱れは深刻だ」と苦い顔だ。 同局が1~5月、関東甲信の10都県にある大学や短大32校に調査を依頼し、学生3253人から回答を得た。うち7割は栄養や保育、農業などの学部生。 調査で平日の食事を聞いたところ、「野菜を十分に食べている」と答えた学生は52%。「野菜ジュースやサプリメントで代替している」も10%近くあった。 これに対し、野菜を食べない学… こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 こ