南アフリカ・プレトリア(Pretoria)北方50キロにあるディノケン・ゲーム・リザーブ(Dinokeng Game Reserve)でライオンの骨を拾って見せるレンジャー(2012年7月25日撮影)。(c)AFP/STEPHANE DE SAKUTIN 【8月27日 AFP】中国伝統薬で用いられるトラの骨の代用品として、南アフリカからアジア向けにライオンの骨の輸出が増えており、種の絶滅が危ぶまれる事態となっている。 ライオンの骨の出荷先は主にベトナムとラオス。やはり伝統薬として角の人気が高いサイの密猟が激化した状況と似ている。英保護団体「ライオンエイド(LionAid)」のピーター・カット(Pieter Kat)氏は「最近になって突然、ラオスから大勢の人が『トロフィー・ハンティング』にやって来るようになった。こんなことはラオスの歴史に今までなかっただろう」と語った。 南アフリカでは毎年約