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ブックマーク / minesweeper96.hatenablog.com (6)

  • 2015年、漫画ベスト50 - From The Inside

    今年は過去2年に比べて、あまり漫画が読めませんでした。来年はもっと読みたいですね。特に良かったもの上位50作品について書きます。選出条件は「2015年1月1日から2015年12月29日までに商業流通で単行が刊行された新作」です。つまり同人誌やKDPは含みません。 2013年と2014年の様子はこちら。 minesweeper96.hatenablog.com minesweeper96.hatenablog.com では50位から。 第50位 ▽ panpanya『枕魚』 『足摺り水族館』『蟹に誘われて』と名作を排出し続けてきたpanpanyaさんの新作。大部分が「楽園」「WEB楽園」に収録された新作ですが、一部過去の同人誌からの再録もあり、書で最もスパークしているのが最古である2009年の「地下行脚」であるという点は見逃せません。夢と現のあわいを彷徨う筆者の作風の中でも一際輝く新宿駅

    2015年、漫画ベスト50 - From The Inside
  • 暗殺教室すごすぎる(本誌第128話ネタバレ) - From The Inside

    すごい。すごい。すごい。すごすぎる。 僕は暗殺教室というマンガがすごく好きで、若い子から見たらいわゆる学園ものとして読めると思うけど、大人目線から見ると教師ものとしてよくできていて、教師として若い子に何かを伝えていくという部分の話がグッときます。くるのですが、正直ここ最近の話はぬるいなーと思っていました。死神とか、理事長とか。 騙された。 このマンガでは「暗殺」について何度も語っています。相手を油断させる。殺気を見せない。弱そうな自分を見せる。仕留めるその瞬間まで刃は見せない。……これらの話は、すべて主人公である潮田渚に与えられた才能であると思っていました。 2015年2月23日に発売された週刊少年ジャンプ、第128話で行われたことは、まさにこの「暗殺」そのものでした。実に127のエピソードを積み重ねて、巧妙に伏線を張りながらその刃を隠蔽し、誰もが渚を、イトナを、シロを、死神を、理事長を見

    暗殺教室すごすぎる(本誌第128話ネタバレ) - From The Inside
  • 2014年、音楽ベスト10 - From The Inside

    主にエレクトロニックミュージックです。 BEST TRACKS 曲として良かったもの。なんかゴリゴリのテクノより静かな感じの曲が多くなった。 第10位 ▽ Reset Robot / Guitar Man [Truesoul] 泣きメロ全開テックハウス。ブレイクで音が止まるのとかベタすぎて良い。 https://itunes.apple.com/jp/album/let-your-soul-outside/id843492894?uo=4&at=10lc52 第9位 ▽ Grandbrothers / Ezra Was Right [Film] グランドピアノとラップトップによるクラシック・ディープ・ハウス。 Ezra EP GrandbrothersIDM / エクスペリメンタル¥764 第8位 ▽ Radio Slave / Don't Stop No Sleep [Nonplus]

  • 2014年、漫画ベスト50 - From The Inside

    今年も良い漫画がたくさん読めました。当にありがとうございます。特に良かったもの上位50作品について書きます。選出条件は「2014年1月1日から2014年12月29日までに商業流通で単行が刊行された新作」です。 昨年の様子はこちら。 では50位から。 第50位 ▽ 久住昌之、土山しげる『漫画版 野武士のグルメ』 『孤独のグルメ』『花のズボラ飯』の久住昌之先生のエッセイを『極道めし』の土山しげる先生が漫画化。定年退職を迎えた主人公・香住武が、昼間からビールを飲んで焼きそばをべたり、タンメンをべたり、麦とろ飯をべたり、トースト定べたりする漫画です。 おっさんがご飯をべているだけなのに、なぜこんなに面白いのか。自分のことを野武士だとか言っちゃうあたりがおもしろいのか。それとも土山先生の絵だからなのか。ふと冷静になると「俺は何を読んで喜んでいるんだ……」となりますが、それはそれとし

    2014年、漫画ベスト50 - From The Inside
  • 2013年、漫画ベスト30 - From The Inside

    今年も素晴らしい漫画がたくさん出ましたね。10作品に収まらなくて、最終的に30作品を並べることにしました。楽しい。2013年1月1日から2013年12月28日までに出版された単行から選出しています。では30位から。 30位 ▽ 武富健治『惨殺半島赤目村』(1) 『鈴木先生』の武富健治さんによる新作は、趣味全開っぽい「閉鎖的な村でのサスペンスもの」。都会からやってきた医師・三沢が、かつての観光開発の失敗を聞かされたり(朽ち果てた観覧車!)、村社会の困難に直面したり(住人が集まる居酒屋で「どうも」で挨拶を済ませたら「礼儀を知らん男やのう……」とか詰め寄られちゃう)、謎の事件に巻き込まれたり(子どもが崖に突き落とされたり行方不明になったり)、村の暗部っぽい風習を見つけちゃったり(隔絶された集落と、村営の娼婦小屋)しつつ、自らのサイコメトリー能力で真実に辿り着こうとするが……という正直なところ設

    2013年、漫画ベスト30 - From The Inside
  • 庵野秀明『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』、絶望とエヴァの呪縛(ネタバレ注意) - From The Inside

    ネタバレです。 ▽ エヴァンゲリオン公式サイト うわあ、なんだか大変なことになっちゃったぞ。 序は徹底的にエンターテインメントで、破は徹底的にベタな希望を描いていました。破を見た後はそりゃあ僕も興奮して「ぽか波最高や!」とか言ってたわけです。 ▽ ヱヴァ破の話をもう少しだけ(ネタばれ) - From The Inside (Old / Hatena Diary) 僕は破のとき「14年の重み」という言い方をしました。テレビ版の1995年からから14年を経た2009年だからこそ、ベタな希望を描くことが許された、と。新劇場版は希望の物語であると。 で、Qですよ。えっ、当に14年経ってた。マジか。 お年を召していないように見えるアスカさん(外見14歳で実は28歳)。外見が変わっていないのは「エヴァの呪縛」だといいます。うわああああああ14年間エヴァの呪縛でそのまんまってことかよおおおおおお。それ

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