政治哲学者ハンナ・アーレントがいま、見直されている。昨秋公開された彼女の生き様を描いた映画を契機に、著作や関連本が売れている。「考えないことの罪」を説いたドイツ系ユダヤ人。何が魅力なのか。 東京・飯田橋のギンレイホール。6月の平日昼、大粒の雨が降りしきるなか映画「ハンナ・アーレント」のチケットを買う人が長い列をなしていた。3回の上映とも定員202席はほぼ満員で、土日は立ち見が出る人気。昨年公開した岩波ホール(神田)では、パンフレットが7週間で約5千冊と「ここ10年で一番売れた」という。 3回見たという東京都小金井市の主婦(64)は「どんな状況におかれても考え続ける彼女の姿勢に圧倒された。日々の日常で忘れてしまったけど、学生運動時代から心のどこかに抱いていた、自分で考え、思いを伝える大切さを思い出す」と話す。 アーレント(1906~75)は、第2次世界大戦中、ナチスの強制収容所から脱出し米国
はじめに 一時期、自分は一週間に三冊の本を消化することを目標にしていたことがあった。 もちろん、それで本の内容を理解したとはとても言いがたいとは思うし、今はほぼやっていない。しかしそういう多読スタイルを続けていると、不思議なことに、おぼろげながらに「型」というものが出来てくる。どのようなアプローチで本に取り組むべきなのか、ということがだいたいわかってくる気になる。 今回はその話をメモしておこうと思う。 追記 ちょっと誤解を生みやすいみたいなので、ここで補足します。 これから語られることは、どちらかというと「ちょっと難しい本を少しずつ砕きながら読む」という形なので、例えば小説であったり、簡単なエッセイとか、そういう本の読み方として期待するとちょっと違うという印象になるかもしれないです。 上のような記事を期待されたかたは、恐らくがっかりすると思うので、追記しました。 最初から全部理解してやろう
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く