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『叫び』を描いた画家エドヴァルド・ムンクの作品を数多く所蔵するムンク美術館が、変換期を迎えている。その舵取りは、挑発的・斬新であり、そして物議を醸すものだった。今回の騒動で、ノルウェーという国でのムンクの存在の大きさ、芸術とメディアのあり方の面白さが浮かび上がった。 ぺドフィリアの言葉がついてまわる芸術家とムンクを並べる事の発端となったのは、2015年1月31日から4月12日に開催されていた「メルゴール+ムンク」展だ。他のアーティストとムンクの作品を並べて「共演」させようという初の試みで、その第一段目の展示だった。ノルウェー出身のビャルネ・メルゴールは、現在ニューヨークを拠点に活動し、ノルウェーを代表する現代で最も重要なアーティストの1人として評価されている。 メルゴールには、黒人女性が「椅子」となった作品「チェア」をはじめとして、「差別的だ」と批判されがちな作品も多い。特に、幼児・小児に
Googleが美術館や博物館、文化施設と協力して、世界中の文化遺産をオンラインに公開している「Google Cultural Institute」のプロジェクトの1つ「Art Project」が、Chromeブラウザ向けの拡張機能「Google Art Project」を公開しました。Google Art Projectは新しいタブを開く際に、ランダムで世界の名画を表示するという拡張機能になっているとのことなので、実際に使用してみました。 Google Art Project - Chrome ウェブストア https://chrome.google.com/webstore/detail/google-art-project/akimgimeeoiognljlfchpbkpfbmeapkh Chromeで上記URLを開いて「CHROMEに追加」をクリックします。 「追加」をクリック。 「
私のなかでけっこう長くひっかかっていた問題があったのですが、「でもまぁ、これたいしたことじゃないのかな?」と思って、表立ってはあまり深く考えてこなかったんですね。でも先日とある本を読んでいたら、まさに私がひっかかっていたその問題が出てきてたので、「あ、やっぱりたいしたことあったんだ」と考え直した次第です。 というわけで、今回はその”問題”、東京の美術館についていろいろ書きます。 奈良美智の作品はどこで観る? 最初にいっておくと、東京の美術館てすごく面白いんです。ルーブルなりオルセーなりエルミタージュなり、世界中の有名美術館のコレクションが次々にやってくるし、現代アートだって充実していると思います。でも、こういった期間限定の〈企画展〉に夢中になれるのって、たぶん私が「首都圏に住んでいる日本人」だからなんですよね。自分の住んでいるところに目新しい作品が次々にやってきたら、楽しいに決まってます。
ホキ美術館 HOKI MUSEUM 千葉市にあるホキ美術館に行ってきた。できた当初から、とにかく建物はすごいよ!建物は一見の価値あるよ!あちこちから聞こえつつ、展示品は…?とか、なんかえらく遠そう…と思って、なんとなく足が遠のいていたのだけれど。実は千葉市内で、千葉から外房線で20分、土気駅からは タクシーでもワンメーター、バスもあるし、歩いても20分かからないくらいの距離だったんですね。もっと遠いようなイメージをしていた 千葉市でも最大級の公園『昭和の森』に隣接していて、なるほど環境も良い… んだけれど、実は逆側のお隣はすぐに新興住宅街になっているんですね。低層なので、住宅側からはあまり突飛でないような建物にはなっておるよ うーん、いやー、じゅうぶん突飛か(笑)日建設計の山梨知彦さんによる、かなり自由気ままな建物で、周囲をぐるぐる回っても、なんだか構造がよくわからない不思議建築だ… ホキ
《夢見るテレーズ》 1938年 メトロポリタン美術館 Jacques and Natasha Gelman Collection, 1998 (1999.363.2). Photo: Malcolm Varon. (C) The Metropolitan Museum of Art. Image source: Art Resource, NY 画家バルテュスについては、ピカソの発言だとされる「20世紀最後の巨匠」という惹句を筆頭に、ポーランド貴族の系譜、母の恋人であった詩人・リルケからの賞賛、スイス山中の広大な城館グランシャレでのマスコミをシャットアウトした神秘的な生活、親子ほども年の離れた日本人の妻・節子夫人の存在など、ともするとそのキャラクターにばかり脚光があたり、作品そのもの(絵の話になると今度は「少女」というモチーフばかりが取り上げられるのだが)が美術史の中へどのように位置づけら
Travel around the world and across 5,000 years of history through 490,000+ works of art.
展覧会 LOVEファッション―私を着がえるとき 2024. 09.13 fri. - 11.24 sun. 服を着ることは人間の普遍的な営みの一つです。そして装いには私たちの内なる欲望が潜み、憧れや熱狂、葛藤や矛盾を伴って表れることがあります。 着る人のさまざまな情熱や願望=「LOVE」を受け止める存在としてのファッション。そこには万華鏡のようにカラフルな世界が広がっています。 今回の展覧会では、KCI所蔵の衣装コレクションを中心に、人間あるいは生物の根源的な欲望や本能を照射するアート作品とともに、ファッションとの 関わりにみられるさまざまな「LOVE」のかたちについて考えます。展覧会を通して、服を着ることの意味について再び考えてみませんか。 コレクション・ギャラリー 2024年度 第3回コレクション展 2024. 09.13 fri. - 12.01 sun. コレクション・ギャラリーで
ちきりんは美術館や博物館巡りが大好きです。 海外の美術館、国内の企画展などにもよく出かけるのですが、今日は、「日本で一番すごい美術館はどこだと思うか?」と問われたら、きっとココだと思うよ!という美術館のご紹介です。 それは・・・ 徳島県鳴門市にある、大塚国際美術館です。 “徳島県の大塚”と聞けばピンとくる方も多いでしょう。ポカリスエット、ボンカレーなどで有名な大塚食品、大塚製薬などを擁する大塚グループが作った美術館です。 一族総出で超優良グループ企業を経営している大塚家。創業者一族の富は膨大な額でしょう。 しかもそのお金を(東京ではなく)徳島で使うわけですから、ものすごい広大な土地が買えちゃっており、大塚国際美術館は驚くほど風光明媚な場所にどどーーーんと立地しています。 そして何よりユニークなのはこの美術館のコンセプトです。 ここには本物の絵画はひとつもありません。保有する 2000点に及
東京都現代美術館は、現代美術の振興を図り芸術文化の基盤を充実させることを目的として1995年3月に開館いたしました。 約5,800点の収蔵作品を活かして、現代美術の流れを展望できるコレクション展示や大規模な国際展をはじめとする特色ある企画展示など、絵画、彫刻、ファッション、建築、デザイン等幅広く現代美術に関する展覧会を開催しています。 また、美術関連図書資料総数28万冊を揃えた美術図書室を備え、美術に関する情報提供、教育普及を目的としたワークショップや各種講座や講演会等の美術を広める活動を行っています。 常に動き続けるコンテンポラリー・アートを肌で感じることのできるスペースです。 MOTについて詳しくみる 東京都現代美術館は、現代美術の振興を図り芸術文化の基盤を充実させることを目的として1995年3月に開館いたしました。 約5,800点の収蔵作品を活かして、現代美術の流れを展望できるコレク
東京駅の復原工事に伴って2006年より一時休館していた美術館「東京ステーションギャラリー」が、復原工事の終了した10月1日(月)にオープンしました。2013年2月24日(日)までは、東京駅の復原工事完成を記念した展覧会「始発電車を待ちながら」を開催します。 ▽ 東京ステーションギャラリー - TOKYO STATION GALLERY - ▽ オープンおよび東京駅復原工事完成記念展開催のお知らせ(PDF) 東京ステーションギャラリーは、全3階で構成されています。2階展示室には煉瓦壁を使用しており、東京駅の歴史を感じられます。復原された3階展示室には、白壁の現代的な空間が広がります。1階はエントランスホールです。 10月1日(月)から開催されている展覧会「始発電車を待ちながら」では、「東京駅」や「鉄道」から発想された作品を展示します。「10番目の感傷(点・線・面)」などで知られるクワクボリョ
(右)イタリア・ルネサンス期の芸術家レオナルド・ダビンチ(Leonardo da Vinci)の作品と認定された「アイルワースのモナリザ(Isleworth Mona Lisa)」(2012年9月27日撮影)と、(左)仏パリ(Paris)のルーブル美術館(Louvre Museum)に所蔵されているダビンチの名画「モナリザ(Mona Lisa)」(2005年4月5日撮影)。(c)AFP/Mona Lisa Foundation 【9月28日 AFP】(写真追加)イタリア・ルネサンス期の芸術家レオナルド・ダビンチ(Leonardo da Vinci)が描いた世界で最も有名な絵画「モナリザ(Mona Lisa)」──その若かりし姿を描いたとされる肖像画「アイルワースのモナリザ(Isleworth Mona Lisa)」について、スイス・チューリヒ(Zurich)のモナリザ財団(Mona Lis
国立新美術館は、芸術を介した相互理解と共生の視点に立った新しい文化の創造に寄与することを使命に、2007年、独立行政法人国立美術館に属する5番目の施設として開館しました。以来、コレクションを持たない代わりに、人々がさまざまな芸術表現を体験し、学び、多様な価値観を認め合うことができるアートセンターとして活動しています。 もっと見る
フラッシュ撮影ってホントに芸術作品をダメにするの? 素朴な疑問を検証2012.08.06 18:0034,453 日本の美術館では「撮影禁止」という表示をよく見かけますが、海外では「フラッシュ撮影禁止」の美術館も多く見受けられます。でも、どうしてフラッシュがダメなのか、その理由はあまり知られていないのではないでしょうか? じつは先日、ユージン・スミスの写真展に行ったとき「フラッシュ撮影禁止」の文字が目にとまりました。興味があったので館内の警備員のところへ行き、なぜフラッシュ撮影がダメなのか尋ねてみました。 すると「フラッシュの冷たさが作品に悪いんだよ」とのこと。フラッシュが冷たい? なんだって!? 最初は、思わず笑っちゃいましたよ。スター・ウォーズのジェダイにでも心を操られた人が言いそうなジョークだってね。 それでこの件について調べてみたところ、警備員の話よりクレイジーな「理由」もいくつか
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