米AppleのiOSに、捜査当局などがユーザー監視に使うための「バックドア」が隠されているのが見つかったとして、科学捜査の専門家がハッカーカンファレンスや学術誌に論文を発表した。 この内容は、iOSのセキュリティに詳しい科学捜査専門家のJonathan Zdziarski氏が米ニューヨークで開かれた「Hackers On Planet Earth」(HOPE/X)で発表し、自身のブログでスライドを公表した。 この中でZdziarski氏は、Appleは典型的な攻撃に対するiOSのセキュリティ対策に力を入れてきたとする一方で、「司法当局のため、エンドユーザーの端末上のデータにAppleが確実にアクセスできるようにする措置を講じてきた」と記している。 具体的には「lockdownd」「pcapd」「mobile.file_relay」などの隠されたサービスが存在すると指摘し、こうしたサービスで
米政府が米Googleや米Yahoo!のデータセンターに侵入して大量のデータを取得していたという報道に対し、Googleのエリック・シュミット会長は「事実なら強い怒りを覚える。違法な可能性もある」と米Wall Street Journalのインタビューに答えた。 米Washington Postは10月30日、米国家安全保障局(NSA)と英政府通信本部(GCHQ)が合同作戦「マスキュラー」で、GoogleやYahoo!のデータセンターに通信回線を通じて侵入していたと報道。大量の電子メールやユーザ情報を海外のデータセンターにコピーしたという。 ただ、NSAのキース・アレキサンダー長官は「裁判所命令がなければ企業のサーバにはアクセスできない」と報道を否定している。 シュミット会長はインタビューで「事実であれば極めて腹立たしい」と述べ、NSAとバラク・オバマ大統領、連邦議会議員に苦情を申し立てた
アメリカの新聞ニューヨーク・タイムズは、アメリカとイギリスの情報機関が、インターネット上で広く使われている暗号の解読に成功し、銀行の決済や、医療記録などの個人情報をひそかに収集していると伝えました。 これは、アメリカの新聞ニューヨーク・タイムズが、CIA=中央情報局の元職員スノーデン容疑者から提供された文書を基に伝えたものです。 それによりますと、アメリカのNSA=国家安全保障局が、スーパーコンピューターによる解析によって、インターネット上で広く使われている暗号の解読に成功し、銀行の決済や個人の医療記録、さらに電子メールなどの個人情報をひそかに収集しているということです。 また、こうした個人情報の収集を巡っては、イギリスの情報機関が、一部のIT企業の協力を得ていたとも伝えています。 暗号解読の機密計画は、アメリカの南北戦争における戦いの場所の1つから「ブルラン」と名付けられており、イギリス
By DonkeyHotey 個人が特定されるIPアドレスを相手に知られることなくウェブの閲覧などができる匿名の通信システムTorを経由してインターネットに接続したり、メールを暗号化して送受信する方法は個人情報の流出などを防ぐ予防線として使われていますが、イギリスの全国紙The Guardianが公開したNSA(国家安全保障局)の極秘資料によれば、Torや暗号化したEメールを使用すると、しない場合に比べてNSAにデータを保持される可能性がより上がってしまうとのことです。NSAはGoogle・Apple・Yahoo!・Facebook・Microsoftなどインターネット関連企業のサーバに直接アクセスして情報を収集する「PRISM」という極秘プロジェクトを運営していることが発覚したばかりで、またユーザーからの非難を集めることになりそうです。 Procedures used by NSA to
米Googleのラリー・ペイジCEOは6月7日(現地時間)、同社のCLO(最高法務責任者)のデビッド・ドラモンド氏との連名で、米連邦政府による極秘プログラム「PRISM」についての公式声明を発表した。タイトルは「What the ...?(何てこった)」となっている。 これは、米Washington Postが6日、米国家安全保障局(NSA)と米連邦捜査局(FBI)が、PRISMと名付けられた極秘プログラムを通じて「米国の9社の主要インターネット企業のセントラルサーバに直接アクセス」し、音声、動画、写真、電子メール、文書、接続履歴を含む膨大な量のデータを収集していると報じたことを受けたものだ。 同社は報道後すぐに広報担当者による声明を出したが、あらためてCEOの名前で公式ブログで説明した。この中でペイジCEOは、国民を守るために国家政府が行動を起こすことは必要ではあるが、現在の法的手続きに
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