ハンガリー西部コロンタール(Kolontar)で、2010年10月4日に決壊したアルミニウム精錬工場の廃液貯水池(2010年10月8日撮影)。(c)AFP 【11月6日 AFP】ハンガリー西部で2010年、アルミニウム精錬工場の廃液貯水池から大量の有害廃液が流出した事故をめぐる裁判で、同国首都ブダペスト(Budapest)の裁判所は5日、工場運営会社に対し、被害者への賠償金支払いを命じる判決を下した。 裁判所はMALハンガリーアルミニウム製造販売会社(MAL Hungarian Aluminium Production and Trade Company)に、事故で子供1人を失い、さらに2人の子供が重度のやけどを負った家族への3200万フォリント(約1430万円)の支払いを命じた。 今回の訴訟は、同社に損害賠償を求めて起こされた23件の訴訟のうちの最初のもの。MAL社側は、5日の判決に対し