ヘリウムやネオン、アルゴンと言った18族元素は「希ガス」と呼ばれている。英語では「rare gas」となるが、この呼称はかつてこれらのガスを抽出するのが困難だったなごりだ。しかし、実際にはそれほど稀な存在ではない。そのため、英語では「noble gas」と呼ばれるようになっている。これを受けて、高校の化学の教科書でもこれらを「貴ガス」と呼ぶものが登場しているらしい(Togetterまとめ、河合塾による新課程研究会レポート:11ページ目に解説がある)。 ということで、現代では「希ガス」を「貴ガス」と書いても誤りではないようだ。