関連トピックスリビア 【工藤隆治、堀川勝元】中国の「万里の長城」で3人が遭難死したツアーを主催したアミューズトラベル(東京都千代田区)が、事故後に登山を含む別のツアーを強行したことがわかった。観光庁が中止を要請したが、「ベテランガイドもいるから大丈夫」と説明し、8日に出発した。 問題のツアーは、ペルーとボリビアを12日間で巡る。ペルーのマチュピチュ遺跡の近くにあるワイナピチュ山への登山がある。アミューズ社の日程表では11日に片道2時間程度で登る。標高は3千メートル近く、「一般の観光ツアーではなかなか訪れません」などとうたっている。標高2千メートル近い遺跡周辺を約6時間トレッキング(山歩き)する行程もある。 アミューズ社によると、参加者は60代を中心に首都圏などの男女7人。万里の長城の事故後に参加の意思を確認したところ、キャンセルは出ず、ツアーが中止になることを心配する声の方が多かった