シリア軍事介入に踏み切ったロシア2015年9月30日、ロシアのプーチン大統領は連邦院(上院)に対してシリアへのロシア軍投入を認めるよう提案し、即刻了承された。 その直後、YouTubeやSNS上ではロシア軍機による空襲が開始されたとの情報が流れ始め、ロシア国防省も後から正式に空爆開始の事実を認めた。その後もロシア外務省経由で各国に対して空爆開始が通告されたと報じられており、ロシアがついにシリアで軍事介入に踏み切ったことが明らかとなった。 上院のオーゼロフ国防安全保障委員会委員長や国防省の発表を総合すると、介入の内容はおおよそ次のようにまとめられよう。 ・ 介入はあくまでも空爆に限り、地上軍は派遣しない ・ 地上で戦うシリア軍の支援に徹し、単独での軍事作戦は行わない ・ 介入の終了時期は大統領に一任する 空爆の規模はラタキアに飛来したSu-34戦闘爆撃機と見られる画像前回の小覧で取り上げたよ