杉本博司による「本歌取り論」の展開。姫路市立美術館で「杉本博司 本歌取り―日本文化の伝承と飛翔」開催杉本博司による、自身の作家活動の原点とも言える写真技法を和歌の伝統技法である本歌取りと比較する「本歌取り論」。これを展開させる個展「杉本博司 本歌取り―日本文化の伝承と飛翔」が、姫路市立美術館で開催される。会期は9月17日〜11月6日。 杉本博司 月下紅白梅図 2014 ©Hiroshi Sugimoto 杉本博司が展開する「本歌取り論」をテーマにした個展が、姫路市立美術館で開催される。 「本歌取り論」とは、杉本は自身の作家活動の原点とも言える写真技法を和歌の伝統技法である「本歌取り」と比較したもの。杉本は「日本文化の伝統は旧世代の時代精神を本歌取りすること、つまり古い時代の感性や精神を受け継ぎつつ、そこに新たな感性を加えることで育まれてきたものであろう」「日本だけでなく世界中の文化に本歌を