TOB企業一覧で株取引か 金融庁出向の裁判官―インサイダー疑惑・監視委 時事通信 社会部2024年11月02日12時04分配信 金融庁(資料写真) 金融庁に出向中の30代男性裁判官によるインサイダー取引疑惑で、裁判官がTOB(株式公開買い付け)の審査業務を自ら担当していない企業の株も売買していた疑いがあることが1日、関係者への取材で分かった。所属部署では毎月、TOBを予定する企業の一覧表が担当者間で共有されていたことも判明した。 裁判官、インサイダー取引か 金融庁出向中、TOB審査担当―監視委が強制調査 証券取引等監視委員会もこうした事情を把握。裁判官が一覧表を基に、担当外の企業についても不正な株取引をしていた可能性があるとみて調べている。 関係者によると、裁判官は金融庁企画市場局企業開示課に所属し、TOBを予定する企業の書類審査を担当していた。4月の出向直後からTOB情報などを基に本人名