(CNN) パレスチナの武装組織「イスラム聖戦」の元報道官で、イスラエルに対する抵抗運動の象徴となっていたカデル・アドナンさん(45)が2日、87日間のハンストの末に死亡した。 イスラエル矯正局の発表によると、アドナンさんは2月5日に逮捕されて以来、ハンストを続け、健康診断を受けることも拒んでいた。 アドナンさんの訃報(ふほう)を受けてパレスチナのヨルダン川西岸では憤りの声が強まり、ガザからイスラエルに向けてロケット弾が発射された。しかしアドナンさんの妻は平静を呼びかけている。 矯正局によると、アドナンさんはほぼ3カ月に及んだハンストの後、監房内で死亡しているのが見つかった。 パレスチナの囚人支援団体もアドナンさんの死亡を発表。イスラム聖戦は、死亡したアドナンさんの司令官昇進を発表した。 イランを後ろ盾とする同武装組織は、何人もの犠牲者を出したイスラエルに対する自爆テロやロケット攻撃に関与