性犯罪、特に児童への性犯罪をめぐっては、出所者の情報を公開しろとか、GPSをつけろとかいう声が渦巻いているように見える。2017年、刑法も一部改正され、厳罰化の動きも強まっている。 そんななかで2018年9月下旬に懲役13年の刑期を終えて旭川刑務所を満期出所した樹月さん(仮名)の話をここで取り上げよう。再犯防止のプログラムを受講した彼が出所後、13年ぶりに復帰した社会の中で更生にどう取り組み、厳しい社会の現実にどう向かっていくのか。それをフォローし、ここで随時お伝えすることによって、性犯罪をめぐる問題について、多くの人に一緒に考えてほしいと思うからだ。 樹月さんは出所後、家族のもとへ連絡したものの、3日間だけ泊まってよいがあとは出て行ってほしいと言われ(現実はこんなふうに厳しい)、9月18日に東京へ、そしてその後、大阪へ移った。その東京滞在中の9月19日に、既に性犯罪で10年以上服役して出
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