メディア女性の働き方が揺れている。テレビ朝日の女性社員が財務省の福田淳一事務次官からセクハラを受けていたとされる問題を受けて、「セクハラされたくなければ男性と2人で会わなければいい」「もう会わない」という声が上がっているのだ。“女性活躍”から排除へ、時代の針は逆戻りするのか。 「男の番(記者)に替えればいいだけじゃないか」「次官の番(記者)をみんな男にすれば解決する話なんだよ」 麻生太郎財務大臣は4月12日、派閥議員や秘書、番記者らとの懇親会で記者から福田氏のセクハラ問題について尋ねられ、そう答えたという(週刊新潮4月26日号より)。 セクハラ被害を防ぐには、女性を排除すればいいと言うのだ。 これほど極論ではないが、メディアの女性の働き方を制限するべきだという意見はSNSでも見られた。特に多かったのが、取材を踏まえて行う夜の会食についてだ。 舛添要一前東京都知事は「次官と2人きりで食事など