4日公開された参院議員の資産公開では、定期性預貯金や不動産だけでなく、株式などの有価証券についても公開された。昨年7月の参院選で初当選した新人議員をみると、民間経営者だった2議員の資産内容の充実ぶりが目をひいた。新たな富裕層の国政進出を資産面からも裏付ける格好だ。 タリーズコーヒージャパンの創業者である松田公太氏(42)=みんな、東京=は、定期預金が約1億3900万円、自身の関係会社などへの貸付金が約2億円。さらに、社債や投資信託などが計約3億3千万円相当、大手銀行株などの上場株は10銘柄、約2千万円相当(時価総額。任期開始の昨年7月26日の株価で換算)に上る。関係会社などの非上場株も複数持つ。 銀行員から独立し、1997年にタリーズ1号店を東京・銀座に開店した際の貯金は200万円。7千万円の借金をして事業に挑戦したという。今回公開された資産は、起業家としての成功を物語る。初めての選挙