政府は、28日の日韓外相会談を前に、27日、ソウルで外務省の局長協議を開き、いわゆる従軍慰安婦の問題の妥結に向けて創設を検討している新たな基金の規模や、合意に至った際には2度とこの問題を蒸し返さないという確約を韓国側からどのような形で取り付けるかなどを巡って、詰めの調整が行われる見通しです。 この中では、政府が慰安婦問題の妥結に向けて創設を検討している元慰安婦を支援するための新たな基金の規模を巡って、数十億円程度を求める韓国側との間で、依然、隔たりが大きいことから、引き続き協議することにしています。 さらに日本側としては、両国間で合意に至った際には、2度とこの問題を蒸し返さないという確約を、韓国側からどのような形で取り付けるかも焦点の1つになります。 これについて外務省幹部はNHKの取材に対し、「合意した際には、両外相が『今回の合意は不可逆的なものだ』ということを確認し、会談後に発表するこ