満を持して公開されたこの映画の“舞台裏”をのぞきたいファンも多いはず。しかし、ショッカーの陰謀でもあるまいが、劇場版がお蔵入りになってしまったという。悪の組織と戦う仮面ライダー、一大事である。 【写真を見る】元祖・一文字隼人を演じた佐々木剛(76) *** 人気アニメ「エヴァンゲリオン」シリーズの生みの親にして、最近ではその完結編となる「シン・エヴァンゲリオン劇場版」や「シン・ウルトラマン」でヒットを飛ばした庵野秀明監督(63)は大の仮面ライダーファンとしても知られる。 その庵野監督の最新作が「シン・仮面ライダー」(配給・東映)である。だが、いざ3月に公開されると、あまりに暗すぎる内容に「がっかり」と嘆くファンの間で、賛否両論渦巻いた。 そうした声を反映したのか、興行収入も振るわない。4月末には20億円を突破し、「仮面ライダー映画史上の最高記録」と喧伝されるも、現在はどこの映画館も閑古鳥が