12月14日、民進党の蓮舫元代表が離党して立憲民主党に入ることを検討しているとの話が突如浮上した。昨年から今年前半に掛けて、党勢凋落の原因をつくったともいえる蓮舫氏は、何を考えて民進党を去ろうとしているのか。そして、そのような離合集散を演じている民進党系3党(民進党、希望の党、立憲民主党)は、決着点として何を目指しているのか。直近の動きをトレースしながら分析していこう。 「生まれ変わって」 党の再生を目指して、12月14日に開かれた民進党の両院議員懇談会。13日に常任幹事会で了承された「党の戦略・組織・運営に関する改革本部 中間報告書―新たな挑戦への指針―」について議論された。 この報告書ではそれまでに批判があった「解党的出直し」の文言は消えた。代わって使用されているのは「生まれ変わって」という言葉だ。 しかしながら、その実態は「先祖回帰」の部分が大きい。というのも、現執行部による党運営の
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