国の原子力委員会の小委員会は25日、東京電力福島第1原子力発電所の事故を踏まえた原発の事故コストを1キロワット時あたり0.1~1円とする試算結果をまとめた。今後、原発の発電コストを算出する際に新たに加わる見通し。試算結果は国家戦略室のエネルギー・環境会議に報告し、福島第1原発の事故を踏まえたエネルギー政策の再検討に生かす。東京電力に関する経営・財務調査委員会がはじき出した損害賠償額や廃炉費用な
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原子力発電所事故に伴う損害額などを試算する内閣府原子力委員会の小委員会(座長=鈴木達治郎・原子力委員長代理)は25日、日本の原発が過酷事故を起こす確率は最大で500年に1回で、1基あたりの標準的な損害額は3兆8878億円、将来の損害に備えるために必要な費用は、従来の発電コストの約2割にあたる1キロ・ワット時あたり1・1円とする試算を発表した。 政府機関が原発事故のコストを算出したのは初めて。また、使用済み核燃料を再処理して使う「核燃料サイクル」の費用も7年ぶりに再検証し、再利用せずに地中に埋めて捨てる場合に比べて約2倍になるという結果を示した。 二つの試算結果は、今後のエネルギー政策を検討するための基礎資料になる。この結果は近く、発電方法別に発電コストを比較検討する政府のエネルギー・環境会議に報告される。 事故の損害額は、東京電力の経営状況を調査する政府の第三者委員会が、福島第一原発事故に
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