シャープ、東芝のパソコン事業買収へ=50億円で 東芝が2013年に発売したノートパソコン「ダイナブック キラ V634/27K」(東芝提供) シャープが東芝のパソコン事業を買収する方針を固めたことが4日、分かった。買収額は50億円程度とみられる。シャープは既にパソコン事業から撤退したが、東芝ブランドを取得し、新たな収益源に育てるのが狙い。 シャープは、東芝が全額出資するパソコン子会社、東芝クライアントソリューション(東京)の株式の過半を取得する方向。同社の法人向けネットワークを活用するほか、シャープの親会社で、パソコンを受託生産している台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業の生産ノウハウを生かし、顧客獲得につなげる。 シャープは「メビウス」ブランドでノート型パソコンなどを生産してきたが、採算が悪化し、2010年に撤退。16年に鴻海の傘下に入った後、再参入を検討してきた。 一方、東芝は構造改革の一環