はじめに Visual Studioは2005の時から単体テスト機能を搭載するようになりました。2008のバージョンからは一般的な開発者が利用するProfessional Editionにもこの機能が搭載され、2010のバージョンでも同様となっています。本稿(および本シリーズ)では主に単体テスト機能にフォーカスしますが、開発者の利用シーンをキーワードに、いくつかのシナリオを想定して、その時々の使い方を取り扱っていきます。初回となる今回は、最も基本的ないくつかの点について見ていきましょう。 対象読者 .NET Frameworkを利用した開発プロジェクトに携わっている方 Visual Studioの単体テスト機能に興味がある方 必要な環境と準備 本稿で解説する内容を実際に試す場合には以下のいずれかのソフトウェアが必要になります。 Visual Studio 2010 Professional