クリックして拡大する 19日、キューバの首都ハバナで行われた共産党大会に出席した、フィデル・カストロ前国家評議会議長(左)とラウル・カストロ議長(共同) キューバの首都ハバナで13年半ぶりに開かれていたキューバ共産党の第6回党大会は19日、国家元首である国家評議会議長のラウル・カストロ氏(79)が、実兄のフィデル・カストロ前議長(84)の後を継いで、党トップの第1書記に第2書記から昇格することを決め、4日間の日程を終えた。 19日には病気のため2008年に議長を退いたフィデル氏も出席し、スタッフに支えられながら歩いて入場した。会場からの大きな拍手に迎えられたが、発言はなく、体力の衰えが目立った。これで政界から正式に“完全引退”したことになるとはいえ、今後もキューバ革命の英雄として、影響力を維持するとみられる。 大会では革命以来の「平等主義」から脱却し、市場経済原理を部分的に導入する方針が確