『いっき』のスクロールが独特なことには理由がある SNS でサン電子『いっき』の話題を見たので、ちょっといろいろ思い出していました。以下は、主に(ファミコン版ではなく)アーケード版の記憶で話しますが、説明が不正確なところや認識間違いがあるかもしれないので、そのときは突っ込んでください。 『いっき』はスクロールが少し独特で、まず画面中央の一定範囲の矩形から出ないとスクロールが始まりません。 それ自体はごく普通の仕様ですが、その矩形がけっこう大きいので、外へ向かって歩き始めたときの前方視界が狭い。 そして、スクロール開始後も、スクリーン上のプレイヤーの座標はその位置のままゲームが進みます。 ゲーム側でプレイヤーの進行方向を見て前方視界を広げるという位置補正の仕組みがないんです。だから自分の進行方向がほとんど見えない。 なぜこうなってるかというと、このゲームは2人同時プレイを前提につくられていて
![アはアーケードのア 第35回『いっき』(1985年/サン電子)|見城こうじ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/afc29ba42fb3f850d100a07b2262f523708d4eba/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fd2l930y2yx77uc.cloudfront.net%2Fproduction%2Fsocial_images%2Fce7159772ff44911c9780483e34e5b89d4ea75e0.jpg)