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ブックマーク / premium.kai-you.net (3)

  • 『パルワールド』はインディーゲームである、しかし──“猿の暴動”とゲーム業界の倒錯

    ひとつの寓話から始めたい。『サルたちの狂宴』という、シリコンバレーのスタートアップ企業を運営していた人間が自らの経験を記したがある。FacebookやAppleで活躍した著者は、当のスタートアップについて自嘲的にこう語る。 スタートアップとは、新しいアイディアによって華やかな未来を提案する夢のある新興企業のように思える。しかし著者にとってそれは、の原題である“カオスモンキー”に近いものだ、と。 カオスモンキーとは、自社のシステムが障害に耐えられるかどうかを試すために、意図してシステム障害を起こすプログラムのことだ。『サルたちの狂宴』では、スタートアップの台頭とはある種、「社会にとってのカオスモンキーのようなものだ」と喩えてみせる。 たとえばUberの登場によって既存のタクシー業界が影響を受けたように、新興サービスが台頭するということは、既存の社会が無傷でいられるか、どんな犠牲を払うこと

    『パルワールド』はインディーゲームである、しかし──“猿の暴動”とゲーム業界の倒錯
    bigburn
    bigburn 2024/09/28
    こういうお気持ち問題提起であれば、まず槍玉に挙げるべきはBOTWにとことん寄せていた『原神』じゃないんですか
  • 原子力少年の憂鬱──『呪術廻戦』虎杖悠仁の末路を、東京都民の私は見届ける義務がある

    『呪術廻戦』(2018–)の主人公・虎杖悠仁はあまり主人公らしくないな、と感じることがある。 あくまで個人的な印象にすぎないと思っていたのだが、試しにインターネットで検索してみると、似たような感想がいくつかヒットする。一部の読者のあいだではある程度共有されている感覚なのだろうか。 もしそうだとしたら、虎杖に“主人公らしさ”が感じられないのはなぜだろうか。いろいろと理由は挙げられるものの、ここでは1980年代以降の少年漫画の主人公類型という観点から考えてみたい。 結論から言うと、虎杖があまり主人公らしく感じられないのは、彼がこれまでの少年漫画のパラダイムから逸脱する“第三世代の原子力少年”だからではないか。 目次“自分では制御しきれない力を秘めた少年”という主人公類型からの逸脱「原子力少年」第一世代の命題と、第二世代が切り拓いた可能性『呪術廻戦』が徹底的に否定する“原子力の平和利用”という成

    原子力少年の憂鬱──『呪術廻戦』虎杖悠仁の末路を、東京都民の私は見届ける義務がある
    bigburn
    bigburn 2024/03/29
    無料部分だけだと虎杖悠仁が「主人公らしさを剥奪されたキャラ」で終わっていて可哀想すぎる。その通りなんだけどな
  • 「セカイ系」から「空気系」、「お仕事系」へ アニメジャンルの変遷が意味する“成長”

    セカイ系から空気系、そしてお仕事系へ。アニメジャンルの変遷は、視聴者の成長の歴史でもある? ※稿は、「KAI-YOU.net」にて2016年に掲載された原稿を再構成したもの ゲーム制作会社の日常を描いた『NEW GAME!』や、2016年冬アニメで人気を博した作品の続編『アクティヴレイド−機動強襲室第八係 2nd』といった「お仕事系アニメ」。 特にアニメ制作会社を舞台としたアニメ『SHIROBAKO』以降、この「お仕事系アニメ」は増えてきましたが、この頃のアニメ視聴者で一番多くを占めるのが20代[1][2]であることを考慮すると、働きはじめの方も多く、職場を舞台とした作品が多くの視聴者の共感を得られるというのは自然なことかもしれません。 ただ、ここでちょっと立ち止まってみましょう。 1995年の『新世紀エヴァンゲリオン』の放映以来、質・量ともに激動の時期にある日アニメ作品群で、この「お

    「セカイ系」から「空気系」、「お仕事系」へ アニメジャンルの変遷が意味する“成長”
    bigburn
    bigburn 2016/08/05
    宇野常寛氏をアニメ語りの筆頭に持ってくるのは止めろよ…
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