『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』『トロン:ライジング』『トランスフォーマー プライム』――アニメファンでなくても誰もが1度は聞いたことがあるであろう世界的なアニメーション作品。これらの3DCG制作を従業員300人あまりの日本企業が手掛けていることをご存じだろうか。 その会社の名は、東京都港区に本社を置くポリゴン・ピクチュアズ。同社は1983年の創業以来、国内を中心にTVアニメや映画、ゲームなどさまざまな作品のCG制作を手掛けてきた。さらに2000年代に入ってからは海外展開を本格化させ、近年では冒頭に記したような海外有名作品の制作にも数多く携わっている。 そんな同社は2013年、複数のアーティストやスタッフを巻き込んでの制作業務を支える「パイプラインデータベース」と呼ばれる仕組みを大きく改修したという。システム刷新の背景と狙いを、ポリゴン・ピクチュアズの山森徹さん(テクノロジー部 部