今後の10年は 2008年から2018年の“最初の10年”で、Raspberry Piは市場での確固たる地位を築き、産業用途という思いもよらなかったマーケットでの道を開いた。では、“次の10年”はどうなるとUpton氏は考えているのだろうか。 Upton氏は、IoTのトレンドによるRaspberry Piへのニーズの変化を踏まえながら「Raspberry Piの今後については、中期的な視点では、ZigBeeに代表されるIEEE 802.15.4をサポートする必要があると考えている。主要な無線通信規格としてWi-Fi、Bluetooth、そしてIEEE 802.15.4がある。前者2つについては既にサポートしているので、あとはIEEE 802.15.4だろう」と語る。 「10年から15年という長期的な視点で言うと、Raspberry Piをさらに安価に提供していかなければならないだろう。Io