3月1日で就航2周年を迎え、3年目に突入したピーチ・アビエーション(APJ)。国内初のLCC(低コスト航空会社)であると同時に、現在3社ある国内LCCの中では、今のところ唯一の「勝ち組」とされている。 3年目に突入したピーチ。井上CEOは13年度内黒字化に自信を示す=2月19日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire 同社初便となる札幌行きが関西空港を出発してから2年を経て、当初2路線だった国内線は現在10路線。国際線も6路線を運航するまでに規模を拡大した。 年間旅客数も、2013年度(13年4月から14年3月)は300万人に達する見通しで、7月からは関西空港に次ぐ第2ハブ(拠点)として、那覇空港にエアバスA320型機(180席)を1機常駐させる。 13年度内の黒字化を目標に掲げるAPJ。2月にシンガポールで開かれた世界各国のLCC首脳が集まる国際会