企業経営者や経済学者らでつくる能率経営研究会は24日、月曜日特有の憂鬱症状を改善するため、月曜日と金曜日を入れ変えるなどの工夫を凝らした「憂鬱軽減カレンダー」の試作品を公開した。 日曜日の夕方ごろになると、翌月曜日に通学や出勤を控えた学生や会社員の気分が急激に落ち込む現象は「ブルーマンデー症候群」、日本では「サザエさん症候群」の名前で知られている。 研究会では、こうした倦怠症状が起こるメカニズムついて調査研究を重ねた結果、月曜日がカレンダー上で日曜日と隣接していることによる気持ちの落差が不安感や憂鬱を生み出していると推測。平日の中で最も気分が落ち込む月曜日と、逆に最も気分が軽くなる金曜日を入れ替えて「日金火水木月土」と並べることで、平日全体として不安感を平準化できるとしている。 さらに、これらの成果を踏まえた「憂鬱軽減カレンダー」を試作。日曜日の翌日に金曜日を配置するだけでなく、平日を全て