(CNN) 米カリフォルニア州南部の町で、風に吹かれて地面を転がる巨大な枯れ草の塊「タンブルウィード(回転草)」が大量に発生し、住民を悩ませている。 同州南部の砂漠地帯に近いビクタービルの町は、22メートルに達する突風にあおられてタンブルウィードが押し寄せ、西部劇さながらの光景になった。タンブルウィードはフェンスや家屋などの障害物に遮られると、その場所にうず高く積もる。 市職員らは17日も、熊手や重機などを使ってタンブルウィードを除去する作業に追われた。しかしタンブルウィードは次から次へと大量に転がってきて、住宅の窓や玄関を覆い、屋根の上にまで達している。 「もう侵略としか言いようがない」。CNN系列局KABCの取材に応じた住民の女性はあきれ顔だった。「普段から通りを幾つか転がっているけれど、こんなに大量に積み重なったりはしなかった。これでもまだ、裏庭や玄関前に比べればましな方。こんなにひ