春節の休暇を利用して東京・秋葉原の免税店で買い物を楽しむ中国人観光客=17日午後、東京都千代田区(三尾郁恵撮影) 中国の旧正月「春節」に伴う大型連休(13〜21日)に日本を訪れた中国人観光客で、東京・秋葉原の家電量販店やデパートがにぎわっている。カメラや炊飯器、化粧品が人気で、百万円分をまとめ買いするケースも。デパートではブランド品が飛ぶように売れていく。不況の日本を尻目に経済成長著しい中国。今後、「春節商戦」は日本の風物詩にもなりそうだ。(千葉倫之) 「何というか、すごい。90万円のカメラと20万円のレンズや付属品を『これとこれとこれ』。全部で200万円超です。日本にそんな人いません。炊飯器を20台買った人もいます」 東京・秋葉原の家電量販店「ヨドバシマルチメディアakiba」。3階の外国人客向け売り場で、担当者は笑顔をみせた。 一角には炊飯器や電気シェーバーといった売れ筋商品がズラリ。
ビックカメラは26日、2月末までに全店閉鎖する家電量販店「さくらや」の15店舗のうち首都圏の4店舗を承継し、ビックカメラとして新たに開店すると発表した。 承継するのは、新宿東口駅前店(東京都新宿区)、聖蹟桜ヶ丘店(東京都多摩市)、相模大野店(神奈川県相模原市)、船橋店(千葉県船橋市)の4店舗。 引き継ぐ店舗についてビックは「売り上げと利益の増が見込める」として、3月1日をめどに順次開店する。また、店舗の承継に当たり、さくらやの全社員のなかから一部をビックの社員として新規に採用する予定だ。 さくらやはベスト電器の完全子会社だが、2009年3〜11月期に営業赤字に陥るなど業績が悪化している。ベストは今月、事業再構築計画の一環として、さくらや全店を閉鎖し会社を精算すると発表。ベストに約15%出資する筆頭株主のビックは、一部店舗を承継する方針を打ち出していた。
家電販売の競争激化により清算が決まった家電量販店「さくらや」は28日、首都圏の全11店舗で最後の営業を終え、64年の歴史に幕を閉じる。25日までに閉鎖した新宿東口駅前店(東京都新宿区)、船橋店(千葉県船橋市)4店は親会社のベスト電器と資本提携しているビックカメラが引き継ぐ。 親会社のベスト電器が今年1月12日に経営再建策の一環として、営業赤字が続いていたさくらやの清算を決定。2月末までに1都3県で展開する「さくらや」全15店を閉める計画を公表していた。 さくらやは昭和21年に創業。池袋や渋谷など首都圏の駅前を中心に出店し、規模を拡大してきた。最盛期には大手カメラ系家電量販店のヨドバシカメラ、ビッグカメラと並び「3カメ」と呼ばれた。しかし、店舗の大型化の波に乗り遅れたほか、ヤマダ電機などの郊外型家電量販店の台頭による競争激化で業績が悪化。平成18年には九州地盤のベスト電器の傘下に入り、経営再
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Profile 株式会社リック 『月刊 IT&家電ビジネス』 編集長 北畠 敏幸氏 (きたばたけ・としゆき) 新聞社勤務などを経て、専門誌出版社のリックに入社。2年前に家電流通業界で働くすべてのプロフェッショナルのための総合家電情報誌、月刊『IT&家電ビジネス』の編集長に就任。家電流通業を中心に取材、執筆を行うほか、家電流通業界に関する講演も手がける。ほかに、日経産業新聞「新製品物語」評価委員も務める。 かつての「町の電気屋さん」を凌駕し、完全に家電販売の主役の座を奪った「家電量販店」。8兆円といわれる家電流通市場において、その約7割が量販店の扱いとなっている。その筆頭が「ヤマダ電機」で、2004年には国内の専門小売店としては初となる年商1兆円を達成。その後も年間約50店舗のハイスピードで出店し、売上高トップを独走している。家電量販店向けの専門誌『IT&家電ビジネス』の編集長・
セブン-イレブン・ジャパンは18日、売れ残った弁当やおにぎりなどを加盟店が値引きする「見切り販売」を事実上認める方針を明らかにした。従来は、消費者が混乱するとして、加盟店に勝手な見切り販売を実施しないよう経営指導してきたが、売れ残り食品の大量廃棄に批判が高まったことを受けて方針転換した。 同社は6月、フランチャイズ(FC)契約を結んだ加盟店に対し、「見切り販売」を不当に制限したとして、公取委から独占禁止法違反(優越的地位の乱用)で違反行為の取りやめと再発防止を求める排除措置命令を受けた。現在、公取委の求めに応じて加盟店向け販売マニュアルの具体案を作成中で、「見切り販売は原価を下回らない範囲で行う」との内容も盛り込む方向だ。コンビニ業界でも値引きが一般化する可能性がある。 同社は公取委の排除措置命令後、廃棄する食品類の原価の15%を本部で負担する新しい制度を実施し、加盟店が仕入れを抑制しない
西友がプライベートブランドのファッションショーを開催した=4日午後、東京都渋谷区のラフォーレミュージアム原宿(瀧誠四郎撮影) 西友が4日、東京・原宿でファッションショーを開いた。「安いのに格好いい」とスーパーの衣料品はファッション性も高いことをアピールするのが狙いだ。一方、品質やデザインを売り物にしてきた百貨店は低価格路線を強めており、ユニクロなど専門店に押され売り上げが低迷する流通各社は消費者の心をつかもうと懸命だ。 西友のショーでは、音楽に合わせ次々と舞台に登場するモデルたちが、柄物のワンピースやエスニック調の刺しゅうブラウスなどを披露。すべて英国発の独自ブランドで、店頭などで売られる。 スーパーがファッションショーを開くのは珍しく、同社の野田亨最高執行責任者は「衣料品に対して感度が高い人が集う場所でショーを行うことは、新しい取り組みを伝える一つの手法」と述べた。
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