ITpro EXPO展示会の主催者企画「Windows 7 Touch & Tryシアター」では毎日,Windows 7に関連した数多くの講演が行われている。2009年10月30日の主催者講演には,日経BP社 ITproの高橋秀和記者が登壇。「Windows 7は本当に「軽い」のか?ベンチで理解する改善点」と題して講演した(写真)。 マイクロソフトが10月22日に発売した最新OS「Windows 7」の売り物の一つは,操作時の“速さ”である。では,本当に速いのか?---高橋記者は,Windows 7と従来OSの速度差を計測したベンチマーク・テストの結果から,新OSの速さを考察した。その結果を基に,「Vistaを切り捨てるのはまだ早い」と主張した。 まず,高橋記者は,Windows 7とWindows Vistaについて,PCの総合ベンチマーク・ソフト「PCMark Vantage」で計測し