京都府警八幡署は25日、京野菜の九条ねぎ約300キロを畑から盗んだとして、窃盗の疑いで、京都府久御山町、無職の男(42)と住所不定で無職の男(42)を再逮捕した。 2人の再逮捕容疑は共謀して、昨年11月19日から21日の間に、久御山町内で栽培されていたネギ約300キロ(約15万円相当)を刈り取って盗んだ疑い。2人は今年1月に京都府八幡市内の研修施設へ侵入して酒や豚肉などを盗んだとして逮捕、起訴されている。 八幡署によると、ネギは専門業者に売却していたという。昨年10月から、同様の手口による被害が京都市伏見区や京都府城陽市、京田辺市でも相次いでおり、関連を調べている。 被害を受けた久御山町の農家は「(盗まれた11月ごろは)丹精を込めて作った九条ねぎが値上がりする時期だった。こういったことは二度と起きてほしくない」と話していた。 「九条ねぎ」は京野菜で、ラーメン人気で需要が拡大している。