国産初の承認を目指した塩野義製薬が開発した新型コロナウイルスの飲み薬にかかわる厚労省の専門部会が行われ、専門部会は期限付きで迅速に審査する「緊急承認」の現時点での適用を見送り、継続審議としました。 【写真を見る】中学生が学校に『行きたいけど行けない』17時間も眠り続ける「コロナ後遺症」の実態 この薬は、塩野義製薬が開発した「ゾコーバ(一般名・エンシトレルビル)」と呼ばれる薬で、塩野義製薬によりますと、これまで行われた臨床試験では喉の痛みや咳、息切れなどの呼吸器症状に特に効果が見られ、「BA4」や「BA5」などの変異株にも効果があるということです。 今年5月に新設された「緊急承認制度」で塩野義製薬は国産初の新型コロナの「飲み薬」の承認を目指していました。 経口薬の承認をめぐっては、6月の部会で「有効性や安全性を示すデータが不十分」として議論が先送りとされていました。 7月20日に行われた厚生