8月下旬、沖縄の米軍普天間飛行場所属のヘリコプターから、窓が落下する事故がまた起きた。重さ1キロの窓は人に当たれば死に至る。ところが、米軍からの連絡は発生2日後と遅れ、日本政府は「被害がない」と飛行自粛すら要請しない。「辺野古NO」の民意を無視し続ける安倍政権は、相変わらず沖縄県民を置き去りだ。沖縄タイムス記者時代から米軍再編を取材、研究してきた衆院議員が、政府の思考停止にバッサリ切り込む。 ◇ ◇ ◇ ■日本は「小野田症候群」に侵されている ――また米軍ヘリから窓が落下しました。 普天間の危険性が改めて証明された事故ですよね。米軍からの連絡が遅れたことも由々しき問題で。主権国家として米国との付き合いが本当に成立しているのか、ということです。国民の生命・財産を守り、国土を統治する「主権」を放棄し、政府と政府の契約、国民と政府の契約が全く履行されていない。そういう観点でこの事故を見た時に