スケートボード男子ストリートでこの種目初代の金メダリストになった堀米雄斗のコーチ、早川大輔さんから聞いた話だ。 大会で高難易度の技に失敗した選手に対し、観客や他の選手までもが「カモン!」と声をかける。「もう一度やって見せて」と再びのトライをリクエストするという。
(三枝成彰/作曲家) オリンピック開催招致のための票が買われる瞬間を目撃したことがある。いまから四半世紀近い昔のことだ。 菅総理、小池知事らリーダーに「身を切る覚悟」はないのか 当時懇意にしていた超やり手広告マンのAさんと海外にご一緒した際に、「お客さんと食事をするので、ついてきてほしい」と言われた。招かれたのは個人宅で、相手はアジアの某国のIOC委員だという。その席でAさんが切り出したのは、間近に迫ったIOC総会のことだった。次期オリンピックの開催地が委員の投票で決まる。Aさんは「ぜひ日本に1票を」と頼み込み、相手は了承した。すでにAさんは亡くなられて久しく、もう時効だと思って記すが、票の買収が実際にあると知って驚いた。 その1票を手に入れるため、委員の子女の米国一流大留学の斡旋や現地での生活費の算段まで広告マンが世話をするという。見事“ご成約”のあかつきには、その費用を広告代理店はクラ
僕はラジオ番組のパーソナリティをしていて、平日は毎日、赤坂にある放送局に通っている。局にはニュースルームというのがあって、そこで待機しながら放送準備を行なっている。そこには複数台のテレビモニターがずらりと並んでいて、NHKや民放各局、それからいくつかの海外ニュースなどが一望できるようになっている。 2020年1月24日。いつもより早くニュースルームに到着した僕は、テレビモニターをみて首を傾げた。あれ、なんで同じチャンネルを流してるんだろう? ずらりと並ぶほとんどのモニターが、インタビューに応じる桑田佳祐を映していたのだ。 近くにいたスタッフに、「ねえ、モニターなんだけど、なんで同じ番組に揃えてるの?」と尋ねた。スタッフの中に、熱烈な桑田ファンでもいるのだろうか。するとスタッフはこう答えた。「これ、5局同時放送みたいだよ」。 それは「一緒にやろう2020 大発表スペシャル」という企画だった。
4月16日、川内優輝が日本人として31年ぶりとなるボストンマラソン優勝を成し遂げた。「ワールドマラソンメジャーズ」と呼ばれる世界6大マラソン大会での優勝は、日本でも快挙として報じられたが、今回の結果は、「快挙」という言葉だけでは語りつくせない「ものすごい快挙」だったという。 【動画】川内が優勝したボストンマラソンハイライト 日本一の陸上マニア集団「EKIDEN News」主宰の西本武司さんに、日本のメディアが指摘していない「川内ボストン優勝の本当の意味」を解説してもらった。 ◆ ◆ ◆ 川内の優勝には驚きがふたつありました。まずひとつめは、川内優勝の約1週間後、同じく世界6大マラソンのひとつ、ロンドンマラソンを走るためにロンドンへと行ったときのことです。EXPOやホテルで、ぼくが日本人だとわかると、「カワウチすごかったね!」ってたくさんの人に言われたんです。ランナーだけじゃなく、公園で散歩
春。新たな気持ちで新生活をスタートさせた方も多いかと思います。 年度が替わり、さまざまなことがリスタートするこの時期、日本フェンシング協会も組織として固めるべきことを固め、方向性をより明確にしていこう、そう心がけながら、さまざまな施策に取り組んでいます。 まず、「いまさら何を?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、この4月、協会の理念を作り、ようやく着地できるところまで持ってくることができました。 実はこのことは、私が会長に就任したときから手を付けなければならない、と考えていた大きな課題でした。 昨年8月、右も左も分からない中で協会長となった私は、まず「そもそもフェンシングって一体なんだろう」といった、いわばこの競技の原点ともいえる部分について、歴史的背景から立ち戻って勉強しよう、と思い立ちました。 まずは、協会の理念を知っておかなければ……そこで協会のホームページなどを改めてじっ
2017/6/6 16:38 千葉正樹 2017年6月1日、ドイツ・デュッセルドルフで行なわれた卓球の世界選手権。大会のハイライトとなったのは、驚くべき番狂わせだった。世界選手権初出場の13歳・張本智和が、日本のエースである五輪銅メダリスト・水谷隼相手に4-1と完勝を収めたのだ。突如現れた超新星は、どのような道のりを歩んできたのか。 文=千葉正樹 ベスト8まで勝ち進んだ活躍を、ドイツメディアが「神童」と称賛 ドイツの地での日本選手の活躍は、日本のスポーツニュースで大きく取り上げられた。ただ、その中で最も注目が集まったのは、男子シングルスの張本智和(JOCエリートアカデミー)の躍進だったと言っても過言ではない。 男子シングルスの日本代表として出場した張本は、2回戦で日本のエースでありリオデジャネイロの団体銀、個人銅メダリストである14歳年上の水谷隼を破った。許キン(中国)にベスト8で敗れた
東京・新宿の東京都庁の周辺で、抗議デモが行われました。参加したのは、ある業界の企業などで働くおよそ300人。SNSやメールでの呼びかけに応じて集まり、「東京オリンピック期間中も東京ビッグサイトを使わせろ!」と声を上げたのです。参加者が口々に訴えたのは「まさに死活問題」という言葉。東京ビッグサイトをめぐって、いったい何が起きているのでしょうか。(ネットワーク報道部 副島晋記者) よく晴れた木曜日の昼下がり。新宿の公園に、20代から40代ぐらいの男女が集まりました。見た目は、ごく普通のサラリーマンたちですが、手に持つプラカードやゼッケンには、「オリンピック期間中ビッグサイトで展示会開催を!」「われわれ展示会業界は怒っている!」「展示会は中小企業の売り上げに不可欠」などと怒りの言葉が書かれていました。集まったのは300人余り。フェイスブックなどのSNSやメールでの呼びかけにこたえたといいます。
日米プロレス界のレジェンドで、1964年東京五輪レスリングヘビー級代表のマサ斎藤(74)が、2020年東京五輪を励みに懸命の闘病を続けている。引退した99年ごろに難病のパーキンソン病を発症。リハビリを休めば体の自由はさらに奪われる。だが、「GO FOR BROKE(当たって砕けろ)」の信条は失っていない。戦い続けてきた男の激動の半生、根底にある五輪への思いに迫った。【取材・構成=奥山将志】 栃木の病院でリハビリに励むマサ斎藤 ■体重120→70キロ 栃木県内のリハビリ病院にいる斎藤を訪ねたのは、昨年大みそかの午後1時だった。現役時代、はち切れんばかりに鍛え上げられていた体は小さくなり、体重は120キロから70キロまで落ちた。74歳。白髪交じりの頭に、背中も少し丸まっていた。だが、あいさつした記者を車いすから見上げた目は、戦いの中にいる男のそれだった。 病は急に襲ってきた。99年、56歳でリ
TOP > ニュース > 【朗報】東京オリンピック中止が現実味…裏金総額37億円→JOC会長が契約書の存在を自ら認めたことによりフランス当局が贈収賄の立件に自信 Tweet カテゴリニュース 0 :ハムスター速報 2016年5月30日 16:43 ID:hamusoku 裏金疑惑で「東京五輪中止」が現実味 東京五輪が崖っぷちだ。 JOC(日本オリンピック委員会)と東京五輪招致委員会がコンサル会社に2億2千万円を支払い、五輪開催を「黒いカネ」で買った疑惑が浮上。そんな日本に国際社会の厳しい視線が注がれている。 その急先鋒がフランスの検察当局。捜査本部を設置し、「このまま東京五輪を開催させるものか!」とばかり、疑惑解明にひた走っているという。 「フランス検察はJOCが支払った裏金の総額は約37億円とにらんでいます。最初に送金された2億2千万円では、五輪開催地の決定権を持つメンバーへの付け届けに
(この記事は2015年11月25日、テンプル大学東京キャンパスで行った講義を基にしたものである。You can read an English language version of this essay here.) Mではじまる大事な言葉。あるイベントや団体のアイデンティティー、つまり、理念や独自性をデザインするということは、モダニズムのレンズを具体的に反映していることを意味する。モダニズムということは、システムを基盤としたデザインを意味することにもなる。 1800年代、世界のビジュアル文化はヴィクトリア朝の美学に支配されていた。まだこの側面は残っていて、例えば、コカコーラのロゴに見られる。オリジナルのバージョンは1886年にデザインされた。いかにもイギリス調のレタリング。このロゴにはモダニズム以前のイギリス装飾主義が反映していて、何はさておき、「帝国」の象徴となっている。モダニズムは
世界的に影響力のあるグラフィックデザインの業界団体・AIGA(米国)はこのほど、東京五輪・パラリンピックのエンブレム公募に反対する公開書簡をWebサイトで公表した。広く公募するコンペ方式で実施することが実質的にデザイナーのただ働きにつながる上、作品の権利を無償譲渡することが条件になっているなど、対価も不十分だと批判。組織委の森喜朗会長に対し再考を求めている。 五輪エンブレム問題では、アートディレクターの佐野研二郎さんによるデザインが採用されたものの、他のデザインとの酷似が相次いで指摘されるなどしたため白紙撤回され、公募で選ぶことになった。応募受け付けは先月24日から今月7日まで行われ、1万4599件の応募があったという。 採用者には賞金100万円が贈られるが、応募要項やWebサイトによると、「作品に関する著作権、商標権、意匠権、その他の知的財産権、所有権など一切の権利を組織委に無償で譲渡」
東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員は16日、18日に第一回のエンブレム選考に向けた準備会を開くと発表した。座長には宮田亮平・東京藝術大学 学長が就く。準備会メンバーは以下のとおり(敬称略)。 ・座長 宮田 亮平 東京藝術大学 学長 ・メンバー 杉山 愛(スポーツコメンテーター/元プロテニス選手) 但木 敬一(弁護士/元検事総長) 夏野 剛 (慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 特別招聘教授) マリ・クリスティーヌ (異文化コミュニケーター) 山本 浩 (法政大学スポーツ健康学部 教授/元NHKアナウンサー・解説委員) 宮田座長のコメント 東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムに関しては、非常に国民的にも関心の高いものとなっており、新たなエンブレムの策定に向けた準備会の座長に就任することは重責ではありますが、光栄でもあります。 私としては、2020年のオリンピック・パ
佐野研二郎氏がデザインを担当した「東京2020エンブレム」に関して、大会の組織委員会が使用を中止する方針を固めたことが明らかになりました。 東京五輪エンブレム 使用中止の方針固める NHKニュース http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150901/k10010212001000.html 五輪エンブレム使用取りやめ 組織委方針 佐野氏が制作:朝日新聞デジタル http://www.asahi.com/articles/ASH9146LWH91UTQP00W.html エンブレムの選定は、2014年10月に受け付けた応募作品104点の中から、日本グラフィックデザイナー協会特別顧問の永井一正氏が審査委員代表を務める審査委員会が「デザインとしての美しさ、新しさ、そして強さ。そこから生まれる展開力。」を基準として実施。3作品が入選し、その中から佐野氏がデザインしたも
■■チョコレート、無念の思い出 ■■■勝見勝先生 ■■■影さんを悼む ■■2019年の新年所感 ■■■9年振りの台湾訪問と講演・展示会 ■■飯粒を残すような奴は出世しない! ■■「写真撮影」への思い入れ ■■「コーポレート・アイデンティティ戦略」改訂版を刊行予定 ■我がオフィス(事務所)転々記 ■■■STRAMD、9年目を前に終了、さて次なる展開は? ■■桑沢デザイン研究所以来の友人、坂本和正君逝く ■■■STRAMD第8期生修了、そして第9期生募集へ ■■9年目を迎えるSTRAMD(戦略経営デザイン) ■■王超鷹と中国の切り絵文化展、そしてPAOS上海のこと ■■盟友「木谷精吾」逝く ■イヌ型ロボット、AIBOから復活aiboへ ■■2018新年ご挨拶 ■■■「PAOSの次を創る」人材が欲しい ■ポルトガルの旅 ■■■「中西元男の世界」展を終えて ■■■「中西元男の世界」展 開催にあたっ
東京2020オリンピック・パラリンピックのエンブレムが発表になりました。 どんなデザインになるのかとても楽しみにしていました。 きっと見た事もない新しい、これからのTOKYOを予感させてくれる ワクワク、ドキドキするデザインが現れると期待して発表を待っていました。 私の感想は私の予想していたものとはちょっと違うデザインでした。 巷では「好き」、「嫌い」がハッキリ分かれているようです。 好き、嫌いは個人の意見なので分かれるのもわかりますが 私はこの東京2020のエンブレムは少しデザインする側の 「押しつけ」が感じられると思います。 デザインする側のプロのデザイナーは 「プロのデザイナーがやったんだからこれでいいんだ。」 というような「押しつけ」がましいデザインは決してやっては いけないと信じています。 なぜなら、そのデザインを見るのはお年寄りから子どもまで デザインのことをよく知らない人が多
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