人は本を表紙で判断する。最高の製品、最高の品質、非常に有益なソフトウェアなどを備えていたとしても、見せ方がいい加減であれば、いい加減なものにしか見えない。創造的で洗練された見せ方をすれば、望ましい特性を持たせることが出来る——。 ▼Vol.3 * 冒頭の文章は「本の売り方」について書かれた書籍から引用したものではなく、ニュージーランド代表ラグビー集団「オールブラックス」について書かれた著『問いかけ続ける』から引用した文章である。この本には『世界最強のオールブラックスが受け継いできた15の行動規範』というサブタイトルが付けられている。私は、彼らほどスポーツの世界で「勝ち続けている」集団を他に知らない。 ■ビジネス的視点は全て「副産物」 私はこの「サッカーにおけるブランディング」を考察するシリーズの冒頭で、以下のように書いた。 “文章で扱うには極めて相性が悪いテーマであるということを前提に読み
![なぜ彼らは異常なまでに「見た目」に気を配るのか——。“弱い”と“ダサい”は比例する|河内一馬](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/8043ad61ce8eacd67de50862be458b5a93a61f09/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fassets.st-note.com%2Fproduction%2Fuploads%2Fimages%2F7653442%2Frectangle_large_type_2_baf73f932d4c66a675953d99750349c0.jpg%3Ffit%3Dbounds%26quality%3D85%26width%3D1280)