鷹島沖が国史跡に 元寇の遺物発見 初の水中遺跡 2012年2月17日 19:44 カテゴリー:九州 > 長崎 文化 海域で出土した木製の大碇(文化庁提供) 国の文化審議会(西原鈴子会長)は17日、元寇(げんこう)(弘安の役、1281年)で元の船団が暴風雨により沈んだ地点とされ、船体の一部など海底から大量の遺物が発見された長崎県松浦市鷹島に面する海域を「鷹島神崎(こうざき)遺跡」と命名し、文化財保護法に基づく国史跡に指定するよう平野博文文部科学相に答申した。近く答申通りに告示される。海や湖などにある「水中遺跡」の国史跡指定は、国内で初めて。 文化審は「蒙古襲来は、鎌倉幕府を崩壊させる遠因となった大事件。発見された遺物は従来、文献や絵画でしか分からなかった元軍の装備などを具体的に明らかにした。当時の軍事・外交を理解する上で極めて重要な遺跡」と評価した。松浦市は文化庁から管理団体に指定され、