日系企業を困惑させる日本からの理不尽な指示 ニュースで、中国在住日本人の自殺が近年増加しているのを知った。ある報道によると、中国全土での日本人の自殺者数は2000年には0人だったが、04年は10人、05年は7人であった。05年の7人のうち3人が上海地域在住だったという。 日本国内での報道を見る限り、特に上海において中国のビジネス環境が大変だというニュアンスをにじませている。確かに中国のビジネス環境は厳しいところがある。しかし、だからといって、自殺者が出なければならないという必然性はない。 私は、中国ビジネスの現場から見れば、むしろ日本本社の無理解、不勉強、でたらめな指揮が現場にいる多くの企業戦士を死の淵に追いやっているのだ、と思う。日本本社が駐在員の立場や気持ちをもっと理解すれば、厳しいビジネス環境によるストレスもかなり解消できるはずだ。 中国で多くの実例を見ている。細かく書くと、