米紙ウォールストリート・ジャーナルは19日、米司法省と米証券取引委員会(SEC)が、中国など3カ国で贈賄にかかわった疑いで、米マイクロソフト(MS)を調査していると報じた。 MSは19日、「政府の調査に全面的に協力する」との声明を発表。ただ「進行中の調査にはコメントできない」とした。 同紙によると、米当局は、MSの中国法人幹部がソフトウエアの契約獲得の見返りに、政府職員にリベートを提供するよう指示したとの情報を得て、調べている。 またルーマニアやイタリアで、MSの販売業者やコンサルタントが賄賂を贈っていたとの疑いがあるという。 米国は海外腐敗行為防止法で米企業による外国の役人への贈賄を禁じている。(共同)