若手音楽家の登竜門として知られるオーストリアの「ヨハネス・ブラームス国際コンクール」で、日本の三原未紗子さんがピアノ部門で優勝したほか、2位と3位も日本人が受賞するなど上位を独占する活躍を見せました。 「ヨハネス・ブラームス国際コンクール」は、19世紀の作曲家、ブラームスにちなんで、毎年この時期、オーストリア南部のペルチャッハで開かれ、ヨーロッパの権威あるコンクールの1つで、若手音楽家の登竜門としても知られています。 26回目となる、ことしのコンクールでは7日夜、ピアノ部門の決勝が行われ、神奈川県藤沢市出身で、オーストリアのザルツブルクの音楽大学などを卒業し、現在日本で活動している三原未紗子さん(30)が優勝しました。 三原さんは、NHKの取材に対して「結果に驚いています。決勝で演奏したブラームスのピアノ協奏曲1番は、長年演奏したかった曲であり、リハーサルのときから夢がかなった気分でした。