2012年、バラエティ番組に「百獣の王を目指す男」として登場すると、瞬く間にテレビの人気者に。元アスリートでありながら、MCやコメンテーターもこなし、大河ドラマにも俳優として出演。「何でも屋でありたい」とどんな分野でも器用さを発揮する力は、いかにして生まれたのか──(構成=篠藤ゆり 撮影=大河内 禎) 勉強もスポーツも、生きるために 僕にとって、お金というのは活動の制限を取り除いてくれる「自由への鍵」だと思っています。得たお金を、何にいくら使うか、といったことにはそれほど興味がなくて、お金という「鍵」によって、自分の時間や活動できる内容を自由に選択できるところに、最大の価値があると考えています。 芸能界でデビューしたのは39歳。活動歴は7年程度ですが、おかげさまでその鍵をある程度は手に入れることができた、という実感があります。もし、子どもの頃の僕が今の僕を見たら、きっと「楽しそうでいいなあ