先日 久し振りに実家を訪れ リビングで談笑している時、突然 父のスマホが鳴った。 父はちらりと画面を見た後、知らんぷりしている。「お父さん、電話に出ないの?」と尋ねると、「友達や親戚は登録してあるから名前が表示される。こんな知らん番号には出ん」と答える。暫くすると切れた。その後に留守電が入ったという通知が届いたが、父は相変わらず 気に留める風もない。 後期高齢者 (父) を含む 二人暮らしの情報はどこかで漏れているのだろう。これまでも 怪しげな電話は自宅電話にもよくかかってきたらしく、父は用心しているのだろう。 昔は 子ども達の元気な声で溢れていたこの界隈も、今では住民達が自ら「年金通り」と呼ぶほど 高齢者のみの世帯が増えた。 この状況を案じてか、交番のお巡りさんが定期的に回覧板で注意喚起もしてくださるとのこと。 それによると、『詐欺に遭わないための 1 番良い方法は電話に出ないこと』らし