1976年生まれ。西のほうの小さな町にある小さなNPO法人理事長(20年目)。地域での「多様な子どもたちと家族」の支援者。障害児支援を突き詰めるうちに、子育てひろば・不登校・ひとり親家庭・子ども食堂なども関わることになった。大学で社会学、大学院で社会福祉学(博士課程中退)。ソーシャルワーカーでありたい。リプ鈍め。
イヴァン・イリイチ[1](英語: Ivan Illich、1926年9月4日 - 2002年12月2日)は、オーストリア、ウィーン生まれの哲学者、社会評論家、文明批評家である。現代産業社会批判で知られる。 1926年、父親はクロアチア貴族の末裔、母親はセファルディム系のユダヤ人という家庭に生まれた。外交官であった父親の任地や祖母のいるウィーンなどを幼い頃から転々とし、マルチリンガルな環境で育つ。第二次世界大戦中はユダヤ系であることを隠すために身分証を偽造しフィレンツェで化学を、ローマのグレゴリアン大学で哲学と神学を、戦後はザルツブルクで歴史を学び、カトリックの神父となった。 1950年頃に研究のために立ち寄ったニューヨークでプエルトリコ人のスラムに遭遇し、ニューヨーク司教に願い出てプエルトリコ人街の教会の神父として赴任(1951年)。当時、アメリカ最下層で暮らすマイノリティの人々のために奔
2023年5月7日で55歳になりました。 人生は思い通りにいかないのがあたりまえなのですが、それでもここ数年の世界の激動さは、自分がこの世で過ごす中では想定してなかったなぁ、と思うことも少なくありません。 自分の中ではなんとなく50歳を一区切りにして、人生の次のステージにうつるという感じがあったのですが、この5年は、そういった意味では「思い通りになっていない」5年間だったかもしれません。まぁ、それも人生です。 特にこの3年は、生来の反抗心と負けず嫌いを最大限に発揮してか、あえて動いてきた3年でもありました。 そして、世の中が次のステージに移ろうとしているいま。その動きの「原動力」は自分の中では薄れ、自分の中、内発的に、自分が次のステージ(興味関心)に移っていくだろう「声」がきこえてきます。 そんな今年。 人生80年の時代に55才はまだ人生の1/3を残しているのかもしれませんが、それは机上の
出たころから、読みたいな~と図書館へリクエストしていた。聞いたことないような出版社とちごて講談社の本やで、これは買うヤロと思ってたら、えらい待った挙げ句にこの本もヨソから相互貸借で届く。近所の図書館の選書と購入計画がますます不審なこのごろ。5年後、10年後に、どんな本が図書館にあるんやろ。 カニって横に歩いてるやん。誰も不思議に思わへんやん。障害者が健全者と違う歩き方をしてるのは当たり前のことちゃうの。(p.42) この本のタイトルにもなっている「カニは横に歩く」は、原一男の「さようならCP」に刺激をうけた関西の障害者集団・グループ・リボンがつくった映画のタイトル。 著者の角岡自身、大学時代に釣られたように介護に入りはじめ、今も介護に入っている。角岡が兵庫青い芝のメンバーと知り合ってから27年が経つという間に、たとえば多くの駅にはエレベーターがつき、ノンステップバスが走るようになり、車イス
介助者たちは、どう生きていくのか―障害者の地域自立生活と介助という営み 作者: 渡邉琢出版社/メーカー: 生活書院発売日: 2011/03/01メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 100回この商品を含むブログ (10件) を見る 【目次】 第1章 とぼとぼと介助をつづけること、つづけさすこと 第2章 障害者ホームヘルプ制度 ― その簡単な説明と課題 第3章 障害者介護保障運動史―そのラフスケッチ?70年代青い芝の会とその運動の盛衰 第4章 障害者介護保障運動史―そのラフスケッチ? 公的介護保障要求運動・自立生活センター・そして現在へ 第5章 障害者運動に対する労働運動の位置と介護保障における「労働」という課題 第6章 障害者自立生活の現在的諸相―介助者・介護者の関わりのあり方から見て あとがきにかえて―介助者たちは、どう生きていくのか ぼく自身が、縁あって本を出すことになった。上記
良い支援?―知的障害/自閉の人たちの自立生活と支援 作者: 寺本晃久,末永弘,岩橋誠治,岡部耕典出版社/メーカー: 生活書院発売日: 2008/11/01メディア: 単行本購入: 10人 クリック: 116回この商品を含むブログ (7件) を見る 3年ほど前になるのか、JILの総会に介助者として東京に同行した。代表者会議か何かの時間帯のおり、その他の障害者や介助者のために別室である研修(講座?)が用意されていた。研修内容は「知的障害者の自立生活」についてであり、講師は東京の東久留米にあるグッドライフというCILの女性コーディネーターであった。大勢の障害者を前に一人の健常者が話すということが、さすがにJIL総会における研修であることからしても、少々驚きであったが、さらにその話しの内容はぼくにとってはきわめてインパクトのあるものだった。 当時すでに何人かの知的障害者のガイヘルに入っており、その
移動時間に読めた。 良い支援?―知的障害/自閉の人たちの自立生活と支援 作者: 寺本晃久,末永弘,岩橋誠治,岡部耕典出版社/メーカー: 生活書院発売日: 2008/11/01メディア: 単行本購入: 10人 クリック: 116回この商品を含むブログ (7件) を見る とても評価が難しい。 もしこの世の中に「政治」というものがなかったら、と思わずにはいられない。 知的障害者支援において、少なくともひと昔前は「入所施設支持」vs「地域生活支持」の図式はあっても、「地域」の中での運動方針をめぐる立場の違いは顕在化していなかった(と言っても、自分は学生のころからカウントしても10数年くらいしか関与していないけれど)。 運動の方針ではなくて、根本的な思想に違いがあるのだ、と言われるかもしれないけれど、少なくとも知的障害をもつ人々を地域で支えていくための思想そのものに大きな差異などないと思う(ただ、自
良い支援?―知的障害/自閉の人たちの自立生活と支援 作者: 寺本晃久,末永弘,岩橋誠治,岡部耕典出版社/メーカー: 生活書院発売日: 2008/11メディア: 単行本購入: 10人 クリック: 116回この商品を含むブログ (7件) を見る 昼間はほぼ廃人。夜になって動き出す。図書館から借りてる本『良い支援?』読了。ボランティアで出会った人たちの生活を少しでも知りたいと思って読んだ。自閉症がどんなもので、知的障害っていうのは何で、通所施設とか作業所とか、障害者のグループホームとかそういうのも知らずに、普通に出会ってしまってから、はて、わたしは彼ら/彼女らについて理解してるんだろうか、と思ったのだった。愛の手帳(東京都の療育手帳)って名前すらこないだ、実際手帳を見せてもらって初めて知った。「若いー!変わってないじゃん!」とかきゃっきゃ言いながら。手帳見て自分より年上と判明して「先輩!ため口聞
良い支援?―知的障害/自閉の人たちの自立生活と支援 作者: 寺本晃久,末永弘,岩橋誠治,岡部耕典出版社/メーカー: 生活書院発売日: 2008/11メディア: 単行本購入: 10人 クリック: 116回この商品を含むブログ (7件) を見る 知的障害と判定された人に交付される「療育手帳」をもつ人は約547,000人。そのうち入所施設で暮らす人がおよそ128,000人。それ以外のほとんどは家族と同居し、福祉作業所や通所施設などに通っているか、グループホームで生活している。一方、「自立生活」をしている知的障害・自閉の人々の数は、せいぜい全国で100人の単位。本書の著者の一人である寺本氏は、そのように推測している。 1970〜80年代以降、障害者運動のなかで「自立生活」という考え方が掲げられるようになった。それは「施設や親の庇護と管理を否定し、地域の中で、介助やさまざまな支援を使いながら自分らし
私がいわゆる【SMプレイ】というものの ホントの内容を知ったのは26歳の時だった。 当時 M嬢を生業とする女の子24人と2週間一緒に生活することとなり 彼女たちと色んな話をした。 先日、風雷社中の俊哉さんが「やろうと思っていた【39窃盗団】の上映会の予定は滞っている」と言っていた。 私はあの映画を見た時にあの時のM嬢の女の子達を思い出し、胸が潰される程に苦しくなった。 完璧ノーマルだった私は初めてSMプレイの内容を聞いた時に、ショックを受けたし物凄い吐き気をもよおした、 だけど…一番ショックだったコトは、 彼女達24人全員が虐待を受けて育ち、そしてそのうち19人の女の子は程度の差はあるが 知的障害者だ ということだった。 映画【39窃盗団】の主人公の一人は、父親から風俗で働かされるコトを強要されている 知的障害を持つ女の子だ。 そしてそれは、現実に、存在をしている。 人が人を救えるのか?
1976年に発表されたアルバム「スモール・チェンジ」の1曲目。トム・ウェイツの曲中、おそらくもっとも有名なナンバー。フジテレビの開局50周年記念ドラマ『不毛地帯』のエンディングに使われた。 私がトム・ウェイツの名前と顔を知ったのは中学生の頃だった。レコードが、日本でそれほど売れているとは思えなかったが、「ミュージックライフ」のような音楽雑誌に写真記事がよく掲載されていた。 トム・ウェイツにはまったきっかけは、高校時代ロードショーでみた映画『ワン・フロム・ザ・ハート(フランシス・F・コッポラ監督)』だった。音楽が主役といっていいこの映画の全楽曲を書いたのがトム・ウェイツだった。公開当時賛否両論といわれたが、残念ながら『ワン・フロム・ザ・ハート』の一般的評価は、今もそれほど高くない。公開当時、私は、とびきり好きな映画だったのだが。ナスターシャ・キンスキーがなんともよかった!
2014年6月、困窮した30代女性が居住している関西某市の福祉事務所を訪れて生活保護を申請したところ、相談に応じた福祉事務所職員が「風俗へ行け」と言ったと報道され、大いに物議をかもしています。ただし、証拠となる録音が残されているわけではありませんし、その自治体や福祉事務所は「そのような事実はない」としています。 私は正直なところ、報道された事実に対して少しも驚きませんでした。感想は 「また? で、どこ? 関西の某市? ああ、なるほど」 でした。 福祉事務所を訪れる30代前半以下の女性が 「風俗に行け」 「ソープランドに行け」 とまで明確な形でないとしても、 「現在の雇用状況での就労が難しい状況にあるあなたにだって、まだ稼働できる能力が残されているでしょう? あなたは女性なのだから、『女性』を使った仕事をすることもできるのではないですか」 というような対応を受けることは、まったく珍しくありま
2014年8月3日、調布ヘルプカード普及プロジェクト委員会が主催するイベント「調布のまちと行きやすさを考える」が開催されました。誰もが安心して豊かに暮らせるまちを目指すために、何が必要なのか。障害者の暮らしやすさという観点を材料に、集まった30名近くがワールドカフェという手法を使いながら、意見が交換されました。ちなみに編集長はトークゲストという形で参加させて頂きました。 ヘルプカードとは、知的障害や聴覚障害など自分から相手に自身の障害状況を説明することが困難な方が、緊急時や災害時などに周囲のひとに支援を求めるために活用するコミュニケーションツールです。マタニティマークのようにカバンなどにヘルプカードをつけ、カバンの中に障害の種類や緊急時に助けてほしいことなどが書かれているシートを持つという2段構えでツールとなります。今回イベントが開かれた調布市では、市内に住む障害者に配布されているとのこと
◇「人生に乾杯!」公式サイト 年金で暮らしていけなくなった爺さん婆さんの「ボニーとクライド(俺たちに明日はない)」です。 爺さん婆さんらしく、さりげなく触れあい、ぶっきらぼうに愛し合い、破滅的な逃避行に繰り出す姿が、時にユーモラスで時に痛快であり、そしてなによりもさりげない悲しさに印象的な映画です。 社会保障制度が破綻して、年金では暮らせなくなった老夫婦を通した物語ですが、いくつか仕掛けが施してあり、それがハンガリーのヒットに結びついたというなら、これはなかなか興味深いところです。 その仕掛けは一点。往年の社会主義時代へのノスタルジーと肯定的な評価です。 主人公の爺さんからして共産党の偉い人の運転手を勤めあげた設定。 そもそも、その若き日の姿が美しすぎる嫁さんとの出会いからして、何か警察のような職業だったことが描かれています。共産党政権の警察って、それはバリバリに体制側の人ですよね。普通の
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