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2016年2月14日のブックマーク (4件)

  • 水は金のある方に流れる『神の水』

    これはSFなのか? 舞台や小道具が近未来なだけで、中身は骨太ハードボイルド、枯渇しつつある「水」を巡る、暴力と格差の物語だ。 俗に言う「頁を繰る手が止まらない」やつ。環境破壊が着々と進む近未来のアメリカを舞台に、奪うもの、守るもの、目撃するもののそれぞれの運命が「水」に翻弄される様は、寝るタイミングを逸する。 しかも、最初は異なる立場だったものが、「水」を中心に縒り合わされてゆく構成は、お見事というほかない。持てるものはシェルタリングされた都市に逃げ込み、貧者は国内で難民化する社会。もともと半砂漠地帯だった中西部は深刻な水不足に陥り、水利権をめぐり州どうしが対立・衝突する状況になっている。 「調べて結論を出すべきことがらだったのに、信じるかどうかという問題におとしめてしまった」のように、いま読者が目にする警告が、過去形にして自嘲的にくり返されている。さらに、ドルより人民元が幅を利かせていた

    水は金のある方に流れる『神の水』
  • トマト、さらに美味しくなるかも? DNAから甘さ・収量を予測する手法が開発

    トマト、さらに美味しくなるかも? DNAから甘さ・収量を予測する手法が開発2016.02.14 15:00 小暮ひさのり トマト、美味しいですよね。 サラダに入れてもいいですし、焼きトマトにすると甘さが際立ちます。トマト鍋なんてのもありますし、夏場なんて氷水でキンキンに冷やしたトマトをそのままかぶりついたら、もうたまらないほどハッピータイムです。そんなトマトがもう1ランク進化しそうな話題です。 農研機構はDNA情報からトマトの甘さや収量を予測する手法の開発を発表しました。 トマトのDNAをいじるの?遺伝子改変? DNAと聞くとそんなゾワッとしたイメージも浮かびますが、こちらのアプローチは違います。 甘いトマトは収量が少ない傾向にあり、甘くてなおかつたくさん採れるトマト品種の育成というのは難しい課題でした。しかし、それに挑んだのが、農研機構、国立大学法人東京大学、公益財団法人かずさDNA研究

    トマト、さらに美味しくなるかも? DNAから甘さ・収量を予測する手法が開発
  • 「太陽が活動を停止!?」黒点が消滅…フレア発生もなくX線放射も平坦化|ぶっしーねす速

    太陽の活動は現在、この100年間のうちで最も低下している。 2016年2月12日にNASAが撮影した太陽の画像。目に見える大きさの黒点は完全に消滅し、フレアの発生もなくX線の放射も平坦化し、太陽の活動はほぼ静止状態となった。 太陽はおよそ11年周期でその活動が極大化と極小化を繰り返していることが知られており、現在は2008年に始まった第24太陽周期の極小期にあたっている。 ▲黒点がほとんど見当たらない... 1906年2月に極大化した第14太陽周期以降、太陽黒点の数が今ほど減少した記録はない。現在の状況は第5太陽周期(1798年5月~1810年12月)のときに似ているとみられている。 ▲400年間の黒点の観測値: 現在はダルトン極小期に似た状況という... 太陽活動が低下すること自体は異常なことではないと天文学者は説明するが、現在の傾向がこのまま続いた場合、地球は「ミニ氷河期」に突入する可

    「太陽が活動を停止!?」黒点が消滅…フレア発生もなくX線放射も平坦化|ぶっしーねす速
  • 知的興奮、大爆発!『生物はなぜ誕生したのか 生命の起源と進化の最新科学』 - HONZ

    生命がどのようにして誕生し、進化してきたのか?だれもが興味をいだくテーマだ。完全にわかるということはありえない。しかし、あたらしい技術が開発され、あらたな発見がなされ、次第に議論が収斂してきている。全地球凍結=スノーボールアース仮説の提唱者である地質生物学者著者ジョセフ・カーシュヴィンクと古生物学者ピーター・ウォードによるこのは、最新データを網羅してまとめあげられた最高の一冊だ。 原題は A New History of Life。生命の “新しい” 歴史として、三つの視点から生命の誕生と進化が描かれていく。その三つとは『環境の激変』、『単純な三種類の気体分子(酸素、二酸化炭素、硫化水素)』、『生物自体ではなく生態系の進化』。生物そのものよりも、その環境から生命の歴史が読み解かれていく。 我々の考え方というのは基的に保守的だ。だから、現在認められるプロセスが過去にもあてはまる、とする「

    知的興奮、大爆発!『生物はなぜ誕生したのか 生命の起源と進化の最新科学』 - HONZ