紙1枚と両面テープ、セロハンテープだけを使って生卵を守る工作をし、校舎4階(約15メートル)から割らずに落とす−。そんな技術を競う「エッグドロップコンテスト」が大阪電気通信大(大阪府寝屋川市)で開かれ、13作品中、着地の際の衝撃をうまく和らげた3作品が卵を守りきった。 コンテストは5月24日に開かれ、工学部基礎理工学科の新入生約50人が3〜5人のチームに分かれ、参加。A2サイズ(縦42センチ、横59.4センチ)の厚手の紙とアイデアで難問に挑んだ。 最優秀賞は、成功した3作品のうち、約33グラムと最も軽かった「やっしー」。落下速度を落とすためヤシの木をかたどったパラシュート型にしたもので、卵の下には、紙で作った円柱形の「緩衝材」を敷いた。 成功作品以外にも、紙をバネのように折りたたんで衝撃を軽減したり、二重構造の箱の中に卵を入れて落下時のダメージを分散したりするなど、趣向を凝らした作品が登場